長高生 頑張っています

2019年10月21日

長高生 頑張っています
 今回の台風19号での被害を受けて、NGP活動でお世話になっている各方面からお見舞いの言葉を頂きました。本当に有難うございました。
 本校でも、大きな被害を受けた生徒もおり、「いつも通り」という訳にはいかず、予定されていた行事の変更などが相次ぐ中ではあります。そんな中で、生徒会はさっそく募金活動を始めるなど、生徒たちは自分たちができることを考えながら頑張っています。

 さて今回は最近のNGP活動を2つご報告します。

1 9月29日(土) NAGANO英語プレゼン発表会
 1年生対象。全生徒が個人で設定したテーマに関する英語プレゼンを行いました。昨年度に引き続き、信州大学、清泉女学院、地元企業から講師を招くとともに、今年度からは、県立大学学生や須坂・長野西・長野南・上田・白馬の5校から参加した生徒がグローバルな体験を報告してもらうなど新たな取組も行いました。本校ALTアーロン先生が進行する閉会式では、留学生のアニサラさんへのインタビューや、この夏ザンビア研修へ行った本校社会科の竹村先生による報告などいずれも英語で行いました。SGHの一環で始めて、6回目を数える、このプロジェクトが今年は地域にも広く公開され、地域のグローバル教育の推進にもお役に立てたかもしれません。

2 10月10日(木) 課題研究発表会
 2年生対象。SGHが始まった6年前から、長野高校の課題研究では、地元の企業・団体等へ訪問させていただいてのインタビュー(フィールドワーク)にもとづき、地域課題を見つけてその解決策を考えてきました。5人ずつ56班に分かれて取り組んだ今年度は、地元に加えて県内広域また東京へのフィールドワークも行いました。中には鹿児島の病院と連絡を取り、Skypeでインタビューを行った班や、訪問に合わせて特別なプログラムを用意して頂いた班など、例年以上に頑張っていました。県立大学森本先生、八十二銀行上村先生を講師に迎えた全体会での優秀者は、以下の通りです。

最優秀賞 5組5班「資源循環社会“NAGANO”を目指して」
優秀賞  5組7班「『長野コスタリ化計画』~県内電力自給率100%を目指して」
     7組3班「公園に着目した町づくり」

 最後になりましたが、被災された方々には心からお見舞いを申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りします。

長野高校 グローバル教育推進室

新たにNAGANO GLOCAL PROJECTを始動、2年生が「スキル養成講座」を行います

2019年05月17日

NAGANO GLOCAL PROJECT 2学年「スキル養成講座」
 本校は今年度、文部科学省より新規事業「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の指定を受け、校内ではNAGANO GLOCAL PROJECT(長野グローカルプロジェクト、略称NGP)と新たな名称で、スーパーグローバルハイスクールに引き続いて探究学習に取り組んでいます。
 今年度もすでに活動は始まっていますが、今後はブログでNGP活動の予定についてお知らせしていきたいと思います。

●2学年「スキル養成講座」

1 目的
 7月のフィールドワークなど本格的に始まる課題研究を前に、2年生が外部講師より研究テーマについて助言を受け、考察を深める。また考えや研究テーマを第三者に対して有効に伝える手段を学ぶ。

2 日時
 5月21日(火)10:45~12:45(5・6組)、13:50~15:50(3・4組)
   22日(水)10:45~12:45(1・2組)、13:50~15:50(7組)

3 会場 本校 特別教室及びホームルーム教室

4 講座概要
【第1部】(30分間)
ミニレクチャー:講師の先生方が考える「NAGANOができること」等を生徒にお話し頂き、質疑応答を行う。
【第2部】(40分間)
・データ活用講座:生徒があらかじめ用紙したデータ資料を基に、データをどう研究に繋げていくか等を講師から助言を受ける。
・フィールドワーク相談会:設定した課題を解決する有効なフィールドワーク先について講師から助言を受ける。
【第3部】(20分間)
ディスカッション:第1部と第2部で学んだことを班毎にメンバーで共有し、自分たちの課題研究の方向性や方法、フィールドワーク先についてディスカッションし、さらに深める。

5 講師
 東京海上日動火災保険株式会社 公務開発部 担当部長 中塚啓二郎 氏
 東京海上日動火災保険株式会社 長野支店 営業課 岩破幸平 氏
 株式会社八十二銀行 法人部コンサルティンググループ 調査役 新村 雄太 氏
 亜細亜大学経営学部ホスピタリティー・マネージメント学科 准教授 久保田美穂子 氏
 株式会社NextTone 代表取締役COO 荒川祐二 氏
 株式会社電通 山内龍介 氏   ほか

スーパーグローバルハイスクール 2年生が学校外で研究成果を発表しました

2019年03月28日

春 3月も活躍の場が多くありました!
 年度末、この3月も校外で課題研究を発表する場がありました。2年生がこれまで積み重ねてきた課題研究をさらに追究した形で発表に臨みました。
 3月15日は、京都大学主催の「京都大学ポスターセッション2018」に2グループ6名が参加、同じく15日~16日には、石川県・金沢市で北信越SGH指定校・アソシエイト校主催「第1回北信越SGHフォーラム」に2グループ7名が参加しました。
 京都大学ポスターセッションには、実際に目で見て触れる実践的な学びを通じて、地域の自然を学ぶ機会を増やしていくことを提案した「テクトコ信州~めぐって学ぼう自然と災害~」と、職場における深刻な人手不足の解消、そのカギとなる女性の活躍を助けうる企業内保育所を研究した「ママが働きやすい環境を目指して」の2班がポスター発表をしました。
 また、北信越SGHフォーラムでは、信州大学の留学生の就職希望と長野県の就職状況のミスマッチについて述べた「How can International Students find proper job in Nagano? Win-win relationships in the local community」と、いわゆる振り込め詐欺の一種で、近年問題となってきている国際ロマンス詐欺を研究した「国際ロマンス詐欺の被害を減らそう」の2班がポスター発表をしました。
 いずれの会場でも他校の生徒たちから質疑に活発に応じるなど、参加校と積極的に交流を深めている様子でした。各校からモチベーションの高い生徒が集まる中でも、長野高校生は話し合いをリードするなど存在感を発揮していました。
 3月23日には、兵庫県の関西学院大学で開かれた「SGH甲子園2019」には、夏休みを長くしたいという動機から研究を始め、生徒が主体性を持つことが学校生活と結果教師の働き方の改革につながると提案した「生徒主体の働き方改革の提案」の4名が参加し、ポスター発表に臨みました。他校の先進的な研究の数々から多くの刺激を受け、3年生になる来年度も課題研究を続けていく生徒たちにとって、改めて今後の研究のあり方を見つめる有意義な場となったようです。

 今年度3月29日をもってSGH(スーパーグローバルハイスクール)事業は終了しますが、課題研究事業に関しては来年度も引き続き継続していきます。

※写真は、京都大学ポスターセッションと北信越SGHフォーラムの様子です。

スーパーグローバルハイスクール 米国リーダー研修を終えて

2019年03月19日

学び多き5泊7日!
 米国リーダー研修に参加した生徒40名が15日(金)無事に帰国しました。
 米国リーダー研修は、5泊7日の日程でボストンとニューヨークに滞在し、MIT、ハーバード大学、国連本部で、そこで働く(学ぶ)方々との交流や、現地の高校生や大学生を前に課題研究の成果を発表しディスカッションすることなどを通じて世界を肌で感じ、より広い視点を学び合う場です。
 1週間の研修で多くの刺激と学びを吸収して、どれだけの成長を遂げられたのか、参加生徒たちの今後の報告がとても楽しみです。
 さっそくですが、生徒から「ハーバード生は聞く態度や質問の積極性が日本人とは大きく異なり、質問をしない人の方が目立っているようだった。この積極的な姿勢こそ、今の自分に欠けていると痛感するとともにSGHや英語学習に対する姿勢を考え直す良い機会となった。」との報告がありました。
 この貴重な経験を課題研究、ひいてはこれからの高校生活にぜひ生かしてください。

 米国リーダー研修に参加した生徒たちは、研修報告書をまとめるほか、5月には公開授業に合わせて中学生や保護者らの前でも報告会を行う予定です。

スーパーグローバルハイスクール 学びを地域社会へつなげる

2019年03月04日

2年生の課題研究が、長野県教育委員会で取り上げられました!
 本校のSGH活動での学びが校外へ出て地域に広がりを見せた、今年度はそんな事例もありました。
 昨年10月に実施した2学年の課題研究発表会で最優秀賞を受賞した「学校現場における生徒主体の働き方改革の提案」が、先日、長野県教育委員会の市町村との総合教育懇談会の場で、参考資料として挙げられました。
 折しも、長野県の夏休み期間のあり方について検討している最中、タイムリーな話題として、そして、生徒自身の「夏休みを長くしたい!」という動機から始まって、生徒が主体性を持つことで学校生活全体をいきいきとしたものにし、結果教師の働き方改革につながることを提案した、この研究の斬新な切り口を評価されてのことでした。
 
 長野県教育委員会のホームページはこちらから。
 本校の課題研究が資料として掲載されています。ぜひご覧ください。

https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku02/goannai/sogokyoikukondankai.html

スーパーグローバルハイスクール 平成30年度「課題研究中間発表会」開催される

2019年02月15日

1年生 はじめての発表の場、「課題研究中間発表会」が無事終了しました!
 2月12日(火)から14日(木)の3日間、1年生の「課題研究中間発表会」が行われました。
 昨年11月に実施したフィールドワークでの学びを経て、この発表会は、生徒にとって今年度のまとめであると同時に、2年次から始まる、課題解決策の研究に向けて自分自身が取り組んでいく「課題」を設定する出発点でもあります。全56班が14の会場に分かれ、班毎に8分間のプレゼンテーションと、その後質疑応答を行いました。

 初日12日(火)の2β分散会。
 2B班は「ロボットで動物問題を解決できるのか」は、身近な保護動物の殺処分を減らしたいということから研究を始め、AIの高精度の画像識別能力から動物飼育の可能性を見出し、凶暴で手に負えず処分されてしまう動物の飼育にAIを活用できるのではないかと発表しました。この提案に対して、「保護動物の増加を食い止める根本的な解決にはならない。」「AI飼育が普及し、手元で飼育できなくなった場合にそこに預ければいいという考えが出た時にどうするのか。」といった鋭い意見・質問も飛び出し、発表者側に今後の課題として気づかせる場面もありました。
 また、年々増加する空き家の活用を探る2F班の「空き家の魅力と可能性」でも、「空き家のイメージとして雑草が生い茂っていたり、今にも壊れそうな家などあまり良くない。このイメージを変えていくにはどうするか。」「世の中ではまだ空き家の活用という考えが浸透していない。」「山間地の空き家より、近くの新しい物件の方が、コストがかからないのではないか。」などと、活発に意見が出ていました。
 講師を務めた信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センターの森下孟先生は、分散会の発表を終えて、「課題→アプローチ→結果と研究の流れがわかりやすい。客観的に信用性が見える図表やデータを用いて説得力があった。的を得た質疑応答も行われ、総じてレベルが高かった。」とした上で、これからの課題研究については①多様な意見に触れて考えを深めてほしい、②世界に対して常にアンテナを高く、③データを基に語ることを学んでほしいと生徒を激励してくださいました。

 13日(水)は、3α分散会を覗いてみました。
 「過疎地域と観光産業の相互振興」「環境とゴミ問題」「スポーツで地域発展」、そして「災害と精神疾患」と多様なテーマの発表でした。この分散会は、聴衆の生徒だけでなく講師の先生方からも質問が出るなど、会全体を巻き込んだ質疑応答が印象的でした。
 講師は東京海上日動火災保険株式会社の3名の先生方です。中塚啓二郎先生は、各発表について「過疎地域の振興は、都会から見た弱みを強みにする取り組みを考えて。ゴミ問題は、東京五輪前後で大きく変わった日本の美化の歴史を知るとさらに深まる。スポーツについては見直しも広がる日本のクラブ活動の現状、歴史も知っていくべき。災害は有事のことだが、独居老人や認知症の方など平時における問題にも目を向けて。」とし、必ず反対側に目を向けて、そこから学ぶことが大切だと今後の研究へアドバイスをくださいました。
 また、橋本有司先生からは「なぜ研究にこのテーマを選んだのか目的を明確にすると、話がスムーズになる。目的から結果に至るまでにきちんとつながりを持たせる。プレゼンテーションの仕方に統一感があるともっと良い。」、岩破幸平先生には「これから一つ一つのテーマをさらに深めていくと思うが、今後その課題がどうなるのか突き詰めて解決策を導き出してほしい。」と全体を通してのお話をいただきました。

 最終日14日(木)です。
 5α分散会では、発表もスライドも全て英語で行った5G班の「International Education Style」、この発表に対し英語で質問をしたり、挑戦する姿勢が随所に見られました。質疑応答の前に班毎に話し合う時間を取り、質問を深められるよう工夫もしていました。
 現役の慶應義塾大学大学院生でもある藤原正賢先生は、プレゼンテーションについて「大学や社会に出るとよりプレゼン力が問われてくる。プレゼンは聴いている相手の時間をもらっている。これだけは持ち帰って欲しいという1つの強いメッセージを決めることが大事。」とし、「少し無謀とも思える方にインタビューしてみるなど、高校生だからこそできること、可能性をもっと生かしてほしい。」と高校生らしい課題研究に期待する言葉もいただきました。

 中間発表会では、外部講師として以下の先生方をお招きしました。広い見識からのご指摘やアドバイスに、生徒も教員も新しい視点を発見する学びの多い場となりました。お忙しい中、本当にありがとうございました。また、ご参観いただいた皆さんもありがとうございました。

≪ 講師 ≫(五十音順)
伊藤 かおる 氏(株式会社コミュニケーションズ・アイ代表取締役社長)
岩破 幸平 氏(東京海上日動火災保険株式会社 長野支店 営業課長)
榎本 智恵子 氏(元JICA長野デスク・現東京大学大学院生)
小布施 文博 氏(長野日本無線株式会社 CSR室)
清水 唯一朗 氏(慶應義塾大学総合政策学部 教授)
竹内 岳 氏(JICA長野デスク 国際協力推進員)
中城 隼人 氏(長野県NPOセンター 子ども支援コーディネーター)
中塚 啓二郎 氏(東京海上日動火災保険株式会社 公務開発部 担当部長)
橋本 有司 氏(東京海上日動火災保険株式会社 長野支店次長 兼 長野中央支社長)
藤原 正賢 氏(株式会社BAZUKURI/慶應義塾大学大学院政策メディア研究科)
船坂 奈津子 氏(東京海上日動火災保険株式会社 業務グループリーダー)
森下 孟 氏(信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター)
森本 博行 氏(長野県立大学グローバルマネジメント学部長)
山室 秀俊 氏(長野県NPOセンター 事務局長)

 本校が文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、取り組んできた事業は、今年度が最終年です。この5年間の総まとめを行い、次年度以降の学びにどう生かしていくことができるのか、SGH事業推進係も3月末まで駆け抜けたいと思います!

スーパーグローバルハイスクール 平成30年度「課題研究中間発表会」について

2019年02月01日

2月12日~14日 1学年「課題研究中間発表会」を開催します
 本校は文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され「観光を核にした国際都市NAGANOを担うグローバル・リーダーの育成」を掲げて事業に取り組んで参りましたが、いよいよ最終年を迎えております。SGH事業は今年度で終了しますが、課題研究事業に関しては探究型学習が求められる中、次年度以降も継続していく予定です。
 さて本校SGH事業の中心である課題研究について、1年生は、前期に研究の基礎となる議論やフィールドワークの方法を学びながら長野県の魅力・課題について知り、後期から自分の関心ある分野についての研究に着手しました。2年次には、さらに詳細なテーマを設定して研究を深めていきます。このたび、1年生がここまでの研究成果を発表し討論する「課題研究中間発表会」を下記のとおり3日間にわたり開催します。
(※プログラムは下の画像をクリックしてご覧ください。)

             記
1日時 
平成31年2月12日(火)午前8時35分から午前10時35分まで1年1・2組による発表
平成31年2月13日(水)午前8時35分から午前10時35分まで1年3・4組による発表
平成31年2月14日(木)午前8時35分から午前10時35分まで1年5・6組による発表、
同日午前10時45分から午後12時45分まで1年7組による発表

2場所 本校 各クラスホームルーム教室、パソコン教室、視聴覚教室
3内容 (1)長野が抱える課題の現状と研究の方向性についての班別プレゼンテーション
    (2)参観者との質疑応答、講師からのコメント

4講師(五十音順)
伊藤 かおる 氏(株式会社コミュニケーションズ・アイ代表取締役社長)
榎本 智恵子 氏(元JICA長野デスク・現東京大学大学院生)
小布施 文博 氏(長野日本無線株式会社 CSR室)
清水 唯一朗 氏(慶應義塾大学総合政策学部 教授)
竹内 岳 氏(JICA長野デスク 国際協力推進員)
東京海上日動火災保険株式会社 様
中城 隼人 氏(長野県NPOセンター 子ども支援コーディネーター)
藤原 正賢 氏(株式会社BAZUKURI/慶應義塾大学大学院政策メディア研究科)
森下 孟 氏(信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター)
森本 博行 氏(長野県立大学グローバルマネジメント学部長)
山室 秀俊 氏(長野県NPOセンター 事務局長)

全国SGH校の中で長野高校の存在感を示しました

2019年01月21日

昨年12月は校外で多くの生徒が活躍しました!
 活動を少し振り返りますが、昨年12月は校外で課題研究を発表する場がありました。
 12月15日には文部科学省・筑波大学主催の「2018年度SGH全国高校生フォーラム」が東京国際フォーラムで開催されました。本校は2年生3名と1年生1名が参加し、信州大学の留学生の就職希望と長野県の就職状況のミスマッチについて述べた「How can International Students find proper job in Nagano? Win-win relationships in the local community」をポスター発表しました。発表に向けては、2年生の研究班に、次年度研究を引き継ぐ可能性がある1年生を加えて、信州大学工学部へフィールドワークを実施したり、昼休みを利用して学習会を行うなどして精力的に準備を進めてきました。
 会場では、審査員だけでなく、高校生からも多くの質問が出されて活発にやり取りし、参加校と積極的にコミュニケーションを取りました。「移民・難民・多文化共生」の分科会において行われたディスカッションでは、積極性が認められ本校2名がテーブル代表に選ばれるなど、全国のSGH指定校・アソシエイト校の代表生徒が一堂に会する中、長野高校の存在感を示すことができました。

 12月23日には、立教大学主催の「第3回関東・甲信越静地区スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会」が同大学池袋キャンパスで開催されました。本校からは2年生2グループ5名が参加し、日本語プレゼンテーション部門に出場しました。発表したのは、職場における深刻な人手不足の解消、そのカギとなる女性の活躍を助けうる企業内保育所を研究した「ママが働きやすい環境を目指して」と、進む高齢化で、農業は機械化で労力を軽減しながら高品質を保持する新しい形が注目され始めるも、なかなか導入が進んでいない、その課題を研究した「スマート農業の普及」の2班。課題研究の集大成として参加した生徒らにとって、他校の先進的な研究の数々に多くの刺激を受けつつ、改めて自分たちの研究を見直す有意義な場となったようです。

 また、12月19~23日には、海外チームを招いて長野市で開催されたJリーグ主催「Jリーグインターナショナルユースカップ」で、本校生徒たちが英語での会場アナウンスボランティアに参加したり、ウェルカムディナーレセプションの盛り上げに一役買いました。

 課題研究については、今年度も3月まで数多くの校外発表の場があります。それぞれの場所で、長野高校生がその存在感を示し活躍してくれることを期待したいと思います。
 さあ、いよいよ2月は1年生はじめての課題研究発表会。ここまで進めてきた研究成果をどんな形で発表してくれるのか、そして活発な議論も楽しみです。

スーパーグローバルハイスクール「長野高校の生徒に求める資質」アンケートを実施

2019年01月07日

長野の企業・団体が長野高校生に求めている資質とは?
 あけましておめでとうございます。今年もブログでSGH活動について随時発信をしていきますので、よろしくお願い致します。

 長野高校は、平成26年度に文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受け、今年度が事業最終年度となります。SGH推進係では昨年12月、5年間の研究開発報告に役立てるためアンケートを実施しました。
 アンケートは、本校の生徒に求める資質、能力、知識を問うもので、平成26年度から今年度までに生徒がフィールドワークを実施した県内の企業・団体を対象に、メールおよびインターネット上の回答フォームより行い、19社・団体から回答を得ました。

※求められる資質、能力、知識は以下の20項目から上位5つを選択してもらう。
1主体性、2実行力、3課題設定・解決能力、4チームワーク・協調性、5社会性、6論理的思考、7創造力、8倫理観、9職業観、10自分の意見を発信する力、11異文化理解力、12他人の意見を聴く力、13外国語能力、14課題解決のための情報活用能力、15一般教養、16専攻分野の基礎的知識、17専攻分野の専門的知識、18 IoT等の革新技術に関する知識、19産業技術への理解、20専門資格

※選ばれた選択肢に点数による重み付け(1位=5点、2位=4点、3位=3点、4位=2点、5位=1点)を行い、求められる資質ベスト5を出した。

 企業・団体が長野高校生に求める資質は、以下の結果となりました。
第1位 課題設定・解決能力 (49点)
第2位 実行力 (31点)
第3位 チームワーク・協調性 (27点)
第4位 自分の意見を発信する力 (26点)
第5位 主体性/社会性 (25点)

 「課題設定・解決能力」が高いポイントとなり、「実行力」などがそれに続きます。地域の皆さんが求めている長野高校生の資質を、どう身につけて地域に還元していくか、今後の教育活動の参考にさせていただきたいと思っています。 
 あわせてアンケートでは、本校生徒たちも全校ディスカッションを行い考えてきた、少子高齢化・グローバル化する時代の中で長野が未来に向けてどうするべきか、「長野の未来像」もお聞きしました。結果とともにぜひ画像をご覧ください。

 アンケートにご協力いただいた企業・団体の皆さま、お忙しい中ありがとうございました。今後ともご指導をよろしくお願い致します。

≪ご協力いただいた企業・団体≫ 
株式会社 まちづくり長野 様
軽井澤銀座商店会 様
株式会社 MY ROOM 様
独立行政法人 国際協力機構(JICA) 様
株式会社 長野パルセイロ・アスレチッククラブ 様
長野県民新聞社 様
有限会社 オブセ牛乳 様
株式会社 匠電舎 様
長野医療生活協同組合 様
ゲストハウス蔵 様

(順不同、掲載許可をいただいた企業・団体のみ)

※なおSGH係では、1月中旬に平成28年度、29年度の卒業生を対象にアンケートを行います。個人情報がわかる質問は一切含んでおりません。疑わしい類似したアンケートがあれば、担当(小宮山)までお問い合わせの上ご確認ください。

「ハローアルソン!」来年2月に海外ボランティアへ

2018年11月22日

参加予定の2年生が子どもたちへの支援物資を集めています!
「ハローアルソン!」は、フィリピンのスラム街で、現地の子どもたちに無償で支援物資の配布と歯の治療を行うボランティア団体で、県内外の高校生や歯科医師らが参加しています。長野高校では昨年度からこの活動に関わっており、今年度も来年2月、2年生4名が高校生ボランティアとして現地での活動に参加する予定です。
ただいまSGH事業推進室前には手書きの掲示と回収箱が設置され、全校生徒からの支援物資を募っています。回収するのは家にある未使用の歯ブラシやタオル、手ぬぐい、固形石けん、鉛筆やノートなどの文房具です。

昨年度は、厳しい環境下で生活する外国の子どもたちのために自分のできることで協力したいと連日、回収箱いっぱいに物資が寄付され、合わせて2682点の物資が集まりました。今年度も海を越えて活動しようとする仲間をみんなで応援したいですね。
――子どもたちの笑顔に結びつく意義のある活動になることを期待して。

1年生の課題研究も本格化!フィールドワークを実施しました

2018年11月16日

県内外に足を運んで、充実した1日に!
11月13日(火)、1年生が全56班に分かれてフィールドワークⅠを実施しました。

フィールドワークに向けては、生徒たちが希望する企業や自治体などへ自らアポイントメントを取って実施先を決め、また限られた時間で充実したフィールドワークになるよう、授業内で班ごとに質問のリハーサルを行ない、ひとつひとつの質問をより深めるなど準備を進めてきました。
午前午後を使って複数のフィールドワーク先を回る班はもちろん、今年度は、遠くは群馬県にある群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターや、県内でも諏訪東京理科大学、JICA駒ヶ根など、終日フィールドワークができるからこそ行ける場所に向かう班も増えました。意欲的に新しいフィールドワーク先を開拓している1年生です。

フィールドワークを終えた生徒たちからは「外来生物のメリットや利益など、実際に環境問題に関わる人たちの意見を聞けたことがすごくよかった。自分たちだけでは考えられないことも沢山学べたので様々な方向から考えることを忘れずに研究を続けたい。」「国際的な医療と言われると今までは紛争地域での治療を想像していたが、FWを通して、現地へ行き感染病を防ぐための指導、支援を行う『プライマリーヘルスケア』を知った。また、国際的な医療と地域医療には共通点があることも分かった。今後の研究では地域医療と国際医療の関連を踏まえ、国際医療の全体像を具体化し、まとめていきたい。」などの感想が聞かれ、それぞれに有意義な時間となったようです。

フィールドワーク先で得られた生の情報から新たな課題が見つかるなど、今後の研究に活せるヒントが数多くあったのではないでしょうか。この活動が、来年2月に開催する1年生の課題研究中間発表会にどうつながるのか楽しみです。

今回、1年生のフィールドワークを受け入れてくださった企業や自治体、学校関係など多くの皆さん、貴重なお時間をありがとうございました。

スーパーグローバルハイスクール 平成30年度課題研究発表会の表彰式を行いました 2

2018年11月07日

2年生、受賞8班が校長室で表彰を受けました!
最優秀賞、優秀賞の3班につづく奨励賞を受賞した5班の皆さんの写真も掲載します。
受賞した8班の皆さん、おめでとうございました!

スーパーグローバルハイスクール 平成30年度課題研究発表会の表彰式を行いました

2018年11月07日

2年生、受賞8班が校長室で表彰を受けました!
先月開催された課題研究発表会の表彰式を、11月7日(水)校長室にて行いました。
今年度は、課題研究発表会当日の全体会で発表した最優秀、優秀の上位3班につづく奨励賞は、非常に僅差だったことから昨年度よりも増えて5班となりました。発表のプレゼンテーションの質の向上もさることながら、各分散会や全体会での質疑応答が、これまで以上にとても活発で盛り上がったことが印象的でした。

<入賞班>
最優秀賞 6748班 学校現場における生徒主体の働き方改革の提案
優秀賞  1002班 ママが働きやすい環境を目指して
優秀賞  2321班 日本医療への提言
奨励賞  2323班 Educational Gap
奨励賞  4532班 過疎地域の医療 
奨励賞  4540班 心の教育 
奨励賞  4543班 スマート農業の普及 
奨励賞  4544班 高校の部活動を充実させるために~平成最後の夏に懸けたおもい~ 

 受賞8班の班員全員ともなると、生徒の数も大勢になりますが、奨励賞からはじまり、優秀賞、最優秀賞まで順に原校長から賞状を受け取りました。
2年生の中には、今回のプレゼンテーションをさらに深め、学校外に飛び出して発表に挑戦しようとしている生徒たちもいます。これからの頑張りがどんな成果に結びつくのか楽しみです!
 SGHは11月も、2年生は来週に控えた台湾研修旅行、1年生は13日(火)にはじめてのフィールドワークとそれぞれ準備も大詰めで学年ごとに活動が活発です。ともに得るものが大きく、充実した場になってほしいと思います。

スーパーグローバルハイスクール 平成30年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)を開催しました

2018年10月05日

深まる秋!SGH活動も最大の活動、2年生の課題研究発表会が行われました
10月4日(木)の午後、多くの参観者を迎え、平成30年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)が開催されました。

12:50~14:05【第一部】分散会 HR教室等17会場
2学年280名全員・全66班が17会場にわかれてプレゼンテーションを行い、同じ会場の2年生および聴衆として参加した1年生や参観者との質疑応答を行いました。
 今年度もフィールドワークでお世話になった企業や団体、教育関係者など60人を超える皆さんに参観いただき、生徒の発表にいっそう熱が入りました。

<参観した皆さんの感想から>
・問題提起の視点は若者らしく勉強になりました。最後に伝えたいことは「これだ!」というインパクトがあると良かったと思います。
・現代社会の課題を自分達の身近な課題として意識するよい取り組みだと思いました。
・フィールドワークを踏まえた研究のまとめがとてもよくできており、聞きごたえがありました。
・多様な問題意識が現代の社会問題と向き合う中から生まれたものだったり、ごく身近な日常の中からだったり、多岐にわたっており刺激的でした。

等々、生徒の活動や発表を評価する暖かい声をたくさんいただきました。

14:25~16:05【第二部】全体会 本校小体育館
全体会は、事前に発表スライドによって行われた一次審査と、分散会での発表による二次審査の合計で選ばれた上位3班が1、2年生全員と参観者の前でプレゼンテーションと質疑応答を行い、外部講師としてお招きした信州大学工学部教授・中村正行氏、長野県立大学グローバルマネジメント学部長・森本博行氏の審査で賞が決定しました。

<入賞班>
最優秀賞 6748班 学校現場における生徒主体の働き方改革の提案
優秀賞  1002班 ママが働きやすい環境を目指して
優秀賞  2321班 日本医療への提言
(*奨励賞と分散会1位は後日、校内で発表。)

各プレゼンテーションを終えた後の質疑応答がとても活発で、限られた時間でしたが充実した会となりました。審査の結果、夏休みを長くしたい!という動機から始まって、生徒が主体性を持つことで学校生活全体をいきいきとしたものにし、結果教師の働き方改革につながることを提案した6748班が最優秀賞を獲得しました。
 講師の中村先生からは「6748班は、働き方改革というと働く教師をまず考えるので、“生徒主体”のタイトルでひきつけられ、イグノーベル賞的な面白さを感じた。提案に具体例を示して成功例をあげるとさらに良い。」とし、1002班、2321班については、テーマを選んだ原点についてもっと聞いてみたかったと講評をいただきました。また、活発に質疑応答が行われた全体会の雰囲気や、質問者の姿勢に高評価をいただきました。
 森本先生からは「的確な問題意識を持って発表されていて良かった。3班とも、民間企業や自治体などで行っている実例を追加し、発表を充実させて。」と今後への期待を込めた言葉をいただきました。

発表に向け力を注ぎ続けた2年生、本当にお疲れ様でした。発表会を通じて得た気づきをぜひ台湾研修旅行のプレゼンに生かしてください。
聴衆として発表会を盛り上げてくれた1年生には、これから始まるフィールドワークや中間発表会の参考になったことと思います。
最後になりましたが、参観者の皆さん、フィールドワーク先をはじめとして本校の課題研究にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

スーパーグローバルハイスクール 平成30年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)について

2018年09月14日

「平成30年度 課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)を開催します
 以下の要領で、「平成30年度 課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)」を開催します。
1 日時  平成30年10月4日(木) 12:50~16:05
2 場所  本校
分散会:1、2年HR教室および特別教室
全体会:小体育館
3 日程
【課題研究発表会第一部】分散会 12:50~14:05
◆2年生の全66班が17会場にわかれてのプレゼンテーションと質疑応答
 ※プログラムは下の写真をクリックしてご覧ください。
【課題研究発表会第二部】全体会 14:25~16:05
◆発表:第一部(分散会)の中から審査によって選ばれた3班によるプレゼンテーション、聴衆の1、2年生との質疑応答
◆講評:外部講師による
◆表彰:最優秀賞1班、優秀賞2班

1年生、課題研究の第一歩「インタビュー実践」を行いました!

2018年07月24日

1年生、課題研究の第一歩「インタビュー実践」を行いました!
7月24日(火)、1年生の「インタビュー実践」授業が行われました。外部から講師の先生をお招きして、生徒の進行で質疑応答を行うもので、本格的に課題研究が始まる11月のフィールドワークで、一次情報を適切に集めるためのインタビュースキルを磨くことが狙いです。
二部構成のうち第1部は、14会場で各講師の先生方から15分程のミニレクチャーをいただいたのち、各班がそれぞれ事前に準備してきたインタビューを行う形式です。

『日常にアートを。心に豊かさを。』をテーマにした会場は、講師は県内で活躍するアーティストの越ちひろさん。描くことやインスピレーションに対する質問には、「日常の様々な場面から湧き上がる感動、驚きなどの感情を常に絵に表現できているか。また、そんな感情を他者に与え続けていくことを大切にしている。」と答えていました。
生徒からの「これから新しく挑戦したいことは?」という質問には、「地元に戻り、これまでやってきたことを、今後は県内を越えて、外へ出していく活動がしたい。“長野で活躍している”だけでなく、国内外で認めてもらえるよう、長野の人たちに誇りに思ってもらえるようになりたい」と話しました。

また、『医療と倫理~社会背景を考える~』をテーマにした会場では、生徒から「医療技術の進歩、発展が著しい一方で人権尊重も広がる近年、今後の医療において何が重要になってくるのか?」という質問に対して、講師の長野中央病院の杉原大輔さんは「医学が進歩する一方で担い手、支える側が少なくなっている。医療技術が進歩し寿命が延びることはいいことだが、社会が高齢者を支えることができないとダメ。」として、医学だけでなく、家族関係、それを支える社会など複合的に発展するべきだと答えていました。

第2部は生徒たちが会場を変え、講師の先生に質問のある人が挙手をする形で質疑応答を行いました。それぞれの会場で、1部の内容を踏まえながら、さらに内容を深める質問が飛び出していました。
今回の授業で身に付けた、問いを立てる力や、情報を発信して共有する力、場をファシリテートする力は、フィールドワーク、中間発表会と続くこれからの課題研究で必要となってくる力です。インタビュー実践で吸収した力を1年生諸君がどんなふうに課題研究に生かしてくれるのか楽しみです。

講師の先生とテーマは以下です。

●NPO法人飯綱高原よっこらしょ 専務理事 山室秀俊 氏
「農業や林業の新しい価値創造と第3の地域づくり人材」
●長野県建設部都市・まちづくり課 SHIP 倉根明徳 氏
「行政とまちづくり」
●長野県NPOセンター 子ども支援コーディネーター 中城隼人 氏
「子ども支援と知育ネットワーク作り」
●株式会社アプレ アーティスト 越ちひろ 氏
  「日常にアートを。心に豊かさを。」
●長野中央病院 事務次長 杉原大輔 氏
  「医療と倫理~社会背景を考える~」
●NPO法人まめってぇ鬼無里事務局 小田切奈々子 氏
  「里山のエネルギーをもっと活用しよう!」
●筑波大学山岳科学センター 准教授 田中健太 氏
  「長野の生物資源と生態系」
●JICA駒ヶ根長野デスク 竹内岳 氏
  「国際協力・持続可能な開発目標」
●長野県立大学 グローバルマネージメント部学部長 森本博行 氏
  「長野でのグローバル人材教育」
●株式会社サンクゼール 代表取締役会長 久世良三 氏
  「健康安全な食の創造」
●善光寺白蓮坊 住職 若麻績敏隆 氏
  「信仰と社会の関わり」
●長野市スケート協会理事長 土屋龍一郎 氏
  「スポーツから考える長野の可能性」
●ゲストハウス蔵 オーナー 山上万里奈 氏
  「須坂でのインバウンドの受け入れ」
●東京大学理科1類 大日方慶樹 氏(平成28年度卒業生)
  「未来社会の構築へ向けた大学生の挑戦」

 講師の皆さん、暑い中、ありがとうございました。

「第3回 善光寺グローバルサミット」が2日間にわたって開催されました!

2018年07月06日

「第3回 善光寺グローバルサミット」が2日間にわたって開催されました!
本校の3年SGH選択生が、1・2年次から積み重ねてきたSGH課題研究の集大成として企画、運営する「善光寺グローバルサミット」。第3回となる今年度も、本校文化祭「金鵄祭」期間中の7月5日(木)6日(金)の2日間にわたり、県内外5校の生徒や留学生をゲストに招き開催しました。

《第一部》7月5日(木)
ゲストと各校の課題研究の実践や成果を共有し意見交換などを行う第一部は、善光寺宿坊の白蓮坊を主会場に行いました。
 あいにくの雨模様となりましたが、本校生徒がゲストを英語で案内する善光寺案内にはじまり、善光寺大本願と白蓮坊を会場にして行った交流会は「学び合おう、互いの活動」と題して、各校がそれぞれに取り組んでいる課題研究を報告するプレゼンテーションと質疑応答を行いました。同じようにSGH、SSHの指定を受けていますが、他校の取り組む課題や成果は様々で、そのひとつひとつに多いに刺激を受けた交流となりました。
 宿坊で精進料理に舌鼓を打ったあとも、交流はまだまだ続きます!第二部にも向けて「考えてみよう、新しい社会のあり方」をテーマに各校の考えをぶつけ合い、熱のこもったディスカッションが繰り広げられていました。あっという間に時間が過ぎ・・・本校生徒もゲストの皆さんも、もっともっと時間が欲しい様子でした。

(ゲスト)
新潟県立国際情報高校、山梨県立甲府第一高校、長野県上田高校(以上SGH校)、長野県飯山高校、長野県屋代高校(以上SSH校)、および信州大学工学部の留学生の皆さん


《第二部》7月6日(金)
 第二部は本校大体育館を会場に、いよいよサミット本番です!
 今年度の3年SGH選択生は16名、「新しい社会のあり方」というテーマで、エネルギー・ジェンダー・移住の3つの分野の課題研究成果を『提言』として発表しました。
 「論理性に裏付けられた情熱を大事に、高校生らしい夢のある提言を!」という3年SGHリーダーのあいさつにはじまり、「R Grid Next 新しい社会のエネルギーのあり方を考える」、「Part-time Migration 新しい移住のカタチを考える」「Let’s overcome Gender Bias ジェンダーバイアスを超えて新しい社会へ」の発表を行いました。
 つづいて、発表に対する全校生徒やゲストから質問や意見を書きこんでもらった付箋紙を使って、意見交換をしました。「提言された政策ではエネルギーの不足は補えても過剰分は出ないのではないか」「パートタイム移住の、旅行との違いは。短期間では地域にメリットがないのでは」などの意見が出され、各分野のSGHメンバーとの活発なディスカッションも行われました。
最後は3年SGH生全員が舞台に並びました。“課題を見つけ、問いを立てる。それを皆と協力して解決していく”SGH活動に真っ向から取り組み、限られた時間の中でサミットを企画し、意見をぶつけ合い、最後までベストを目指して力を尽くしてきた彼らに対して惜しみない拍手が贈られました。

(コメンテーター)
若麻績 敏隆 氏 善光寺白蓮坊住職
中西 弘充 氏 信州大学キャリア教育・サポートセンター講師

(ゲスト)
一部よりひきつづき、新潟県立国際情報高校、山梨県立甲府第一高校、長野県上田高校(以上SGH校)、長野県飯山高校、長野県屋代高校(以上SSH校)、および信州大学工学部の留学生の皆さん


 お忙しい中、参加してくださったゲスト、コメンテーターの皆さんをはじめ、参加してくださったすべての皆さん、善光寺グローバルサミットが無事に終了できたことを、3年SGH選択生ともども心より感謝申し上げます。

1年生40名が米国リーダー研修に出発しました

2018年03月10日

5ヶ月間の準備期間を経て本日いよいよ米国に向けて出発!
 10月の選考で選ばれた40名は、これまで1月の事前合宿をはじめとして、3回の全体ミーティング、6回のプログラムミーティング、7回のランチミーティングを重ねて今日の日を迎えました。
 さらに、長野高校の米国リーダー研修の特徴は、大きな枠組みは学校が決めるけれど、中身のプログラムは生徒が自分たちで決めていくところにあり、そのために全員が何らかの係としてプログラムに対する責任を担っており、係ごとの話し合いも重ねられてきました。また、研修の二つの柱であるハーバード大学での交流とミルバーン高校での交流に向けては、当日のプレゼンテーションの作成や練習に多くの時間を費やしてきました。
 そのような5ヶ月の成果を試すとともに、未知の世界に触れて自分の世界を大きく広げる時がついにやってきました。旅の無事と40人の大きな成長を祈念して。

スーパーグローバルハイスクール「課題研究中間発表会」について

2018年02月07日

スーパーグローバルハイスクール(SGH)平成29年度「課題研究中間発表会」について
 本校は文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され「観光を核にした国際都市NAGANOを担うグローバル・リーダーの育成」を掲げて事業に取り組んで4年目を迎えています。
 本校SGH事業の中心となるのは課題研究であり、1年生は、前期に研究の基礎となる議論やフィールドワークの方法を学びながら長野県の魅力・課題について知り、後期から自分の関心ある分野についての研究に着手しました。2年次には、さらに詳細なテーマを設定して研究を進めていきます。このたび、1年生の研究成果を発表し討論する「課題研究中間発表会」を下記のとおり2日間にわたり開催します。
プログラムを見るには、下の✕をクリックして下さい。

                    記

1日時 平成30年2月13日(火)午前10時45分から午前12時45分まで1年1,2組による発表  午後1時50分から午後3時50分まで1年7組による発表
    平成30年2月14日(水)午前10時45分から午前12時45分まで1年5,6組による発表
               午後1時50分から午後3時50分まで1年3,4組による発表
2場所 本校 各クラスホームルーム教室及び特別教室
3内容 (1)長野が抱える課題の現状と研究の方向性についての班別プレゼンテーション
    (2)会場との質疑応答、講師からのコメント
4講師(五十音順)
伊藤 かおる 氏(株式会社コミュニケーションズ・アイ代表取締役社長)
 内山 貴史 氏(株式会社サンクゼール人事課長)
 榎本 智恵子 氏(JICA長野デスク国際協力推進員)
 小田切 奈々子 氏(自然エネルギー信州ネット事務局)
 倉根 明徳 氏(長野県建設部都市・まちづくり課主査)
 杉原 大輔 氏(長野中央病院事務次長)
 中城 隼人 氏(長野県NPOセンター子ども支援コーディネーター)
 永田 将克 氏(富士通株式会社長野支社)
 森下 孟 氏(信州大学教育学部次世代型教育センター助教)
 山室 秀俊 氏(NPO法人飯綱高原よっこらしょ専務理事)   他

NZ学生との交流

2017年12月28日

ギャップタームを利用してNZから長野に来ている学生と交流しました
 高校卒業後、大学が始まるまでの期間を利用してワーキングホリデーで長野を訪れている学生2名と、3月の米国リーダー研修に参加する本校生10名が半日の交流をしました。
 校内を案内したあと、学校の歴史や特徴を紹介すると、一人一人スマホの画面や実物を使ってのShow & tell で自分たちのお気に入りを熱く語り、思いが伝わったり、二人が対象の事物を知っているとわかったりするたびに大いに盛り上がっていました。
 ランチタイムには、二人からNZの高校の様子を聞き、日本との違いに驚いたり感心したり。一緒に写真を撮ったりお気に入りの写真やアプリを見せ合ったりとすっかり打ち解け、会を閉じるときには、皆別れがたく、玄関でいつまでも手を振っていました。
 米国研修でもこんな楽しい時間を過ごせるように、さらに英語力を高め、自分の伝えたいことを端的にまとめられるようにしたい、と米国リーダー研修に向けての意欲も刺激された半日でした。

Jリーグインターナショナルユースカップへの協力~場内アナウンス&レセプション~

2017年12月28日

長野市で開催されたJリーグインターナショナルユースカップに本校生が貢献しました
 12月20日(水)~24日(日)長野市内2カ所のスタジアムを舞台に日本勢4チーム、海外勢4チームの熱い戦いが展開され、ガンバ大阪ユースの優勝で幕を閉じた2017Jリーグインターナショナルユースカップですが、Jリーグチェアマンの村井満氏がJリーグのサイトに次のような言葉を寄せています。
「今年も長野で開催しましたが、地元の高校生が書道パフォーマンスを見せてくれたり、試合会場のアナウンスをやってくれたりと、サッカー部ではない同じ世代の子供たちも、この大会を一緒に作り上げてくれているのはとてもありがたいこと。」
 4日間にわたって長野市営陸上競技場のアナウンスを担当させていただいたのは本校生8名です。また、21日(木)の歓迎レセプションでは本校ECC班が長野の紹介やスポーツルール〇✕ゲームで会を盛り上げるとともに、ダンス班が日頃磨いてきたダンスで会場を沸かせました。世界レベルの試合や国際交流の空気に触れる機会をいただけたことに感謝します。

9~10月の活動紹介(3)

2017年11月14日

長野駅一帯で開催の「信州学サミット」で6749班が「男と女~ジェンダーを越えて」を発表
 昨年度、長野県立高校全校に導入された「信州学」の活動を高校生が紹介する初めての「信州学サミット」が、信州学推進委員会主催で21日(土)、長野市のJR長野駅一帯で開催されました。
「信州学」は地域を舞台に探究的な学びを進める活動で本校のSGH課題研究とも親和性が高く、本校からは10月12日(木)の課題研究発表会で奨励賞を獲得した6749班が「男と女~ジェンダーを越えて」を、長野駅ビルMIDORIの「りんごのひろば」ではスライドを使い、長野駅のコンコースではポスターを使って発表しました。
「ジェンダー」という社会性が高い課題に高校生が取り組んだ点に多くの関心が寄せられ、その成果も高く評価していただきました。

9~10月の活動紹介(2)

2017年11月07日

スーパーグローバルハイスクール 平成29年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)開催される
 10月12日(木)の午後、県内外から60名を越える参観者を迎え、平成29年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)が開催されました。
12:50~14:05【第一部】分散会 HR教室等15会場
2学年280名全員・全57班が15会場にわかれてプレゼンテーションを行い、同じ会場の2年生および聴衆として参加した1年生や参観者との質疑応答を行いました。
 11月末には台湾研修旅行で課題研究を英語で発表するため、ほとんどの班がプレゼンテーションあるいはスライドで英語にチャレンジしていました。
 また、今回はフィールドワーク先から多くの方に参観をいただくことができ、生徒の発表にもいっそう熱が入りました。
<皆さんから寄せていただいた声>
・短時間のFWでしたが、丁寧にまとめていたと思います。
・話す声の大きさ、スピードなど班によって差はあるものの、高校生のレベルとは思えない、素晴らしい出来だと思いました。
・難しいテーマですので答えはありません。これからも考え続け、ぜひまたご意見を聞かせて頂ければと思います。
・地域との連携、とても重要だと思います。
・自らテーマを決め、課題を見い出し、フィールドワークを通して具体や現実を知り、解決策を考えるサイクルは、自ら学ぶ力を身につけるための大切な方法であると考えます。
等々、生徒の活動や発表を評価する暖かい声をたくさんいただきました。

14:25~16:05【第二部】全体会 本校小体育館
 SGHスタッフ2名がファシリテータとして会を切り回した全体会では、事前に発表スライドによって行われた一次審査と分散会での発表による二次審査の合計で選ばれた上位3班が1,2年生全員と参観者の前でプレゼンテーションと質疑応答を行い、外部講師としてお招きした信州大学工学部教授・中村正行氏、県教育次長・菅沼 尚氏の審査で賞が決定しました。
<入賞班> *奨励賞は二次審査までの結果より
最優秀賞 4541班 Rグリッド~信州における再生可能エネルギーの活用を考える~
優秀賞  1204班 美しい景観を産み出す道路を創る
優秀賞  4530班 自動運転が創る未来について
奨励賞  6749班 “女と男”~ジェンダーを越えて~
奨励賞  1212班 信州ふうどで長野をPR!

 地域内で複数の再生可能エネルギーを組み合わせてエネルギーにおける地域の自立をめざし、それを途上国にも広げていくことを提案した4541班が最優秀賞を獲得しました。
 講師の中村先生からは「4541班は、Rグリッドという自分たちの造語で、おや?と思わせそこへ向けて聴衆の関心を引っ張っていく構成がよくできていた。1204班は斬新で、でも現在の技術なら可能な発想が面白い。4530班の自動運転技術と乗り合いタクシーの併用は、現在の様々な技術革新にも通じるよい発想だ。また、質問も、再生可能エネルギーは環境を守るというが太陽光パネル設置のために森林を切り開くことはどうなのか、など本質的でよかった。」との評価をいただきました。
 菅沼先生からは「4年前(初年度)から比べれば格段の進歩で、それも全員で動くことで互いのエネルギーを吸収し合ってきた結果だ。探究活動は大学でも人生でも繰り返すことで、それを今やっていると考え、これからに続く面白いものを見つけて行ってほしい。ぜひこれからもさらにレベルを高めていってほしい。」との激励の言葉をいただきました。
 発表に向け力を傾注した2年生諸君、お疲れ様でした。聴衆として発表会を盛り上げた1年生諸君、来年に期待します。そして、参観者の皆さん、フィールドワーク先を初めとして研究にご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 

9~10月の活動紹介(1)

2017年11月06日

スーパーグローバルハイスクール「英語プロジェクトⅠ中間発表会」開催される
 実りの秋!ということでSGH活動も9~10月は盛りだくさんの月でした。最大の活動は2年生の課題研究発表会でしたが、1年生の英語プロジェクト中間発表会や外部での発表、米国リーダー研修(1年生)に向けての活動も始まりました。以下、それらをご報告します。
 第1弾は1年生の英語プロジェクト中間発表会です。

 9月30日(土)にスーパーグローバルハイスクール「英語プロジェクトⅠ中間発表会」を開催しました。これは、SGH教科の一つ「英語プロジェクトⅠ」の授業の一環で、英語による発信能力の向上を目的とし、大学の先生方、企業人、大学院生などを招いて実施する事業です。1学年281名の各生徒がそれぞれ、以下のテーマから一つを選び、PC等でのリサーチを進めながら5分間のプレゼンテーションを作り上げてきました。当日は14教室に約20名ずつ分かれ、2名のコメンテーターの先生方による評価と講評をいただきました。
・Science & Technology
・Cultural Similarities & Differences
・Travel & Geography
・Solutions to War, Hunger and Global issues
・Environmental Issue
 発表前はやや硬い表情だった生徒もいましたが、実際にやってみると、伝える楽しさを実感したようで、発表後は晴れ晴れと自信を得た表情が印象的でした。
 コメンテーターの先生方からも「昨年は英語力のアップに驚いたが、今年は内容のレベルアップに驚いた。難民問題など難しい問題にも挑んでいて、中には大学1年生にも引けをとらない発表もあって感心した。」等、お褒めのお言葉をいただきました。
 休日にもかかわらずおいでいただき、貴重なコメントを下さった皆様には心から感謝申し上げます。

スーパーグローバルハイスクール 平成29年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)について

2017年09月25日

スーパーグローバルハイスクール 「平成29年度 課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)」を開催します
 以下の要領で、「平成29年度 課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)」を開催します。
1 日 時  平成29年10月12日(木) 12:50~16:05
2 場 所  本校 
分散会:1,2年HR教室 特別教室
全体会:小体育館
3 日 程  
【課題研究発表会第一部】分散会 12:50~14:05
◆全57班が15会場にわかれてのプレゼンテーションと質疑応答 
 *プログラムは下の写真をクリックしてご覧ください。
【課題研究発表会第二部】全体会 14:25~16:05
◆発表:第一部(分散会)の中から審査によって選ばれた3班によるプレゼンテーション、聴衆の1・2年生との質疑応答
◆講評 外部講師による
◆表彰 最優秀賞1班、優秀賞2班

今年度 夏休みまでの活動紹介

2017年09月23日

今年度 夏休みまでの活動紹介
お待たせしました!SGH事業推進室の体制が変わった関係で、長らくの間お休みをいただいてしまったSGHブログですが、ここから再開いたします。また、よろしくお願いします。

まずは、4月から7月までの活動を、学年ごとに駆け足で報告させていただきます。
1年生の活動紹介
1年生、SGH活動がはじまりました!
2017年04月15日
日新館土曜セミナーとして「世界に通用する力と学び」と題した授業が実施され、入学したばかりの1年生がグループワークや講演会を通して、主体的な視点やグローバルな視点とは何か、高校での学習を意欲的に学ぶ姿勢について考えました。
グループワークでは、入学直後の学習に対する期待や不安を共有しながら、学習集団を形成する面で大きな成果が見られたほか、ブレインストーミングの手法を身に付けることができました。生徒からは「SGHの経験で対話力、ディベート力、発信力を身に付けていきたい」「初めてのブレインストーミングは『他人の意見に便乗する』『結論を出さない』などその方法に衝撃を受けた」など、今後が楽しみな、前向きな感想が多く聞かれました。
講演では「SGH 1学年での学び」として1年間の大きな流れとともにSGHの学びが大学の学びにつながることが紹介され、よい動機付けとなりました。


「課題研究概論」を学びました
2017年05月19日
7月末に予定されている「インタビュー実践」(二次情報による事前学習に基づいた一次情報入手のトレーニング)に先行して、フィールドワークや課題研究の基礎的なスキルを学びました。
生徒たちはフィールドワークとは?方法は?という初歩的な疑問を解消し、高校卒業後も重要になってくるフィールドワークのスキルを学ぶことがいかに大切かを認識していました。いよいよ本格的にはじまるSGH活動に向けて、「たくさんの情報を収集し多角的に感じることが必要」「二次情報の収集は確実に出所を確認していきたい」などの声が上がっていました。


自分の興味・関心からキーワードを発見!
2017年05月23~24日
英語プロジェクトとも連携し、社会問題の中から興味関心に基づくテーマに至りそうなキーワードを発見する「興味の発見とリサーチ」を実施しました。ペアワークとインターネットを用いたリサーチで、直感や経験から選んだキーワードを発展させて、課題研究の問いを立てるプロセスを疑似的に体験しました。生徒からは「自分の興味があることを、新聞記事の切り抜きなどで見えるようにし、さらに言語化すると本当の興味が何なのかわかりしっくりきた。自分の気になることから知識の世界は広がっていく」「様々な段取りを通してテーマを決める方法により、思考を深められた」「テーマから連想ゲームのように言葉をつなげた時に、自分の興味ある言葉が多く並んだので、何かに悩んだ時にやってみようと思った」などの感想がありました。


有意義な話し合いを・「ディスカッション講座」を実施しました
2017年06月10日
講師に小布施まちイノベーションHUB事務局長の大宮透氏を招き、課題研究に向けて、ディスカッション能力を高め協働で有意義な話し合いができることを目指し、ワークショップ形式で「議論」の方法を学びました。講座の最後には、積極的に身を乗り出して意見を言う生徒の姿も見られ、「いい議論にするにはいい結論が必要であり、それにはいい問いが必要だと分かった」「議論を行う上で重要なのは、相手が意見を出しやすい状況を作ることだと思った」「ディスカッションにはフェーズや展開があることを知った」など、学んだことを生かし、より良い議論ができるようになっていました。


「インタビュー実践 事前学習①」を実施しました
2017年07月13日
7月25日の「インタビュー実践」を前に、自分が受講する講座の講師に何を聞くべきか、良い”問い”を立てるためにグループでの話し合いを通して事前準備をしました。「たくさんの意見が出たが、話し合いが予想以上にスムーズに進んで、しっかりと絞り込むことができた。充実した話し合いの末、良い形で準備が終えられたことが嬉しい」「人の意見を良いと思った時は、それを伝えてより内容を深められた」など、これまでの学習を活かしている生徒の様子もありました。


「インタビュー実践 事前学習②」を実施しました
2017年07月15日
事前学習①で作成したグループの質問を、ICTを活用してグループ内外と共有することで、他のグループの質問も確認して自らの問いを改めて検証する機会を持ちました。生徒からは「質問の意図や答えを予想することで、なぜその質問をするのか改めて意識することができ、返ってきた答えに対してどう理解を深めるのか考えることができた」「講師やテーマに関連する資料を集めたことで新たな視点を得て、新しい質問を作ることができた」などの感想が聞かれました。


「インタビュー実践 事前学習③」を実施しました
2017年07月24日
インタビュー実践に向けて、ディスカッションを通してグループとしての問いを決定し掲示する模造紙の完成、質問が円滑に行えるかを確認しながらリハーサルを行いました。発表の中での自分の役割を確認し、準備が進むことで翌日のインタビューに向けて生徒たちの意欲が高まりました。


「インタビュー実践」外部講師へのインタビューを行いました
2017年07年25日
農業・地域づくり・心理・教育・食・医療などの各分野で活躍している、また情報に精通している外部講師14人を招き「インタビュー実践」と題して、これまでの事前学習で準備してきた質問を講師に投げかけ、一次情報集約の練習を行いました。9月以降の班別課題研究へ向けて自分の興味・関心の深化と拡大を図る狙いもあります。
3部構成で、1、2部は各講師のミニレクチャーの後、各10分の持ち時間で準備した質問に基づきインタビューを行い、3部はインタビュー研究として各会場のやり取りを記入した模造紙を見て回ったほか、会場にいる講師に質問もしました。
「若者が活躍しようとしているのにそれを妨げてしまい、活躍できないようにしている環境が問題」「学力の捉え方が変わってきている。思考力、判断力、表現力+学びに向かう姿勢が必要」など、各講師から印象深い情報を引き出していた生徒たちは、インタビューにおける質問の質、ファシリテート能力、情報の集約と記録の重要性を認識し、また、これまで積み重ねた事前の学習を経て、この実践を行うことで事前授業の意義も再確認することができました。


インタビュー実践 事後学習①を行いました
2017年07月25日
インタビューで得た情報を分析し、翌日のクラス発表を意識して内容を整理しました。自分のグループの講師から得た情報を一次情報かどうか考えるなど、情報の持つ意味を考えたほか、他のグループの様子もGoogleの共有シートを通して可視化し、発表に向けて生徒たちの意欲も高まっていました。


インタビュー実践 事後学習②を行いました
2017年07月26日
クラスでの発表を通して、インタビューで手に入れた情報を発信する手法を学んだほか、質疑応答でさらに学んだ内容を深めていきました。
2年生の活動紹介①
2年生、今年度は「世界」を視野に課題解決に取り組みます!
2017年04月11日
「今年度のSGH活動 ~課題研究を中心に~」と題してオリエンテーションを実施しました。SGH事業推進係から生徒が積極的に活動に参加できるよう、あらためてSGHの意義を解説し、今年度の活動の概要を1年次との違いを中心に理解を深めました。
今年度は新たに「世界から見た視点」が加わるので、昨年の2学年の研究事例を紹介しながら説明を受けました。2年生は台湾研修旅行での発表もあります。昨年度につづく課題研究はいよいよ大詰め、課題の解決策を探る活動になります。


SGH講演会「『問いを立てる知性』を目指して」を実施しました
2017年04月15日
本校・小川幸司教頭を講師に、高大接続改革の流れの中にあるSGH課題研究の意義を再確認し、課題研究を深化(進化)させるための方法を学びました。課題研究の深化に必要なキーワードとして「Interest」「Evidence」「Constellation(星座的布置)」が挙げられ、昨年度の自分たちの実践例を交えた解説に、“自ら問いを立て、課題設定する”具体的な手法を、より身近なものとして学ぶことができました。


異分野の融合を探る・班編成を検討しました①
2017年04月15日、12日
クラス替え直後なので、2クラス合同で自己紹介を交えて個人課題を紹介してクラスの中で共有しました。男女混合で7~10名のグループを作り、①自分のテーマに係るキーワード3つを付箋に書き,ネームサスペンダーをつけて、自己紹介と自分のテーマについて説明し、②全員のテーマの共通性を考え、このグループで課題研究を進めるとした場合の、仮想フィールドワーク先の検討を行いました。
課題の共通性を探ることで、物事を多面的に捉えることやそれらのテーマを結びつけるトレーニングにもなりました。「異分野融合」「テーマの共通性を探る」と目的を明確にしたことで生徒たちも活発に議論でき、気持ちを新たに課題解決に取り組むきっかけとなりました。


より具体的な個人課題の解決へ・班編成を検討しました②
2017年04月25日、15日
前回の授業から、より具体的に個人課題を解決するために男女混合で3~6名の新たな班を編成しました。「環境」「機械」「エネルギー」などの個人テーマから「地球にやさしい自動車技術」を共通テーマとした例を取りあげると、生徒たちはより柔軟に、多面的に考えることができ、8割以上が新しい班を作ることができました。


いよいよ本格的な課題研究へ!班編成の決定
2017年05月02日、04月26日
全57班の編成が決定し、個人の課題と昨年度の取り組みを共有した上で、今年の班のテーマも決まりました!各班が、生徒ひとりひとりで異なる個人の課題と、それらの共通項である班のテーマをじっくり議論し、まとめ上げることができました。これらの情報はGoogleスプレッドシートに入力したことで、生徒をはじめ授業担当者も班の進捗状況を共有することができています。


6月のフィールドワーク先を選定しました
2017年05月16日、17日
個人の課題や班のテーマをより深く掘り下げていくために実施するフィールドワークⅠ(①6/9、②6/23)で、各班が希望する実施先を検討しました。2年生のフィールドワークは1年次のこれまでの研究の上に、さらに新たな課題を発見することにもつながります。ここでもGoogleスプレッドシートを活用し、ひとつの事業所に複数がアポイントメントを取るトラブルを防ぐことができました。


フィールドワークに向けて質問内容を深めました
2017年05月30日、31日
フィールドワークⅠ①(6/9)を実施する班は、質問事項をより深めていきました。Googleスプレッドシート上の「質問構想シート」に、ひとつひとつの質問について、内容だけでなく、何を考える上でその質問への回答が必要なのか、どんな仮説を考えているのかという質問の理由、自分たちの考えの根拠となっている知識やデータ、どこ/何と比較して研究するのか含めて入力することで、班全員で質問事項を吟味し、次回フィールドワークに向けて意欲を高めている様子でした。


フィールドワークⅠ①を実施しました!
2017年06月09日
57班のうち31班が29ヶ所に分かれてフィールドワークを実施しました。
生徒からは「地域住民と観光地のつながりを深く感じたFWだった」「インターネットでは得られない現場の情報を得ることができた。FWへ行ったことで自分の個人テーマを考える上で必要な予備知識を明確にすることができた。自分たちで街頭調査なども行えば、もっと深まった研究になると思う」などの感想が聞かれ、FW先で得られた生の情報から新たな課題が見つかるなど、今後のまとめに活かせるヒントが数多くあったようです。残る26班も6月23日に向けて準備を行うなど、それぞれに有意義な時間となりました。


フィールドワークⅠ①のまとめを行いました
2017年06月13日、14日
9日にフィールドワークを実施した班はお礼状や報告書を作成し、23日に実施する班はフィールドワークに向けた準備を進めました。班ごとに活動内容は違いましたが、すべての班に目標があるので集中して取り組んでいる姿が印象的でした。
2年生の活動紹介②
フィールドワークⅠ②を実施しました
2017年06月23日
2回目のフィールドワークは57班のうち34班が35ヶ所に分かれて実施しました。2回の実施日を設けたことで、57すべての班がフィールドワークを実施しました。
生徒にとっては「班全体の『地域活性化』というテーマが曖昧であり、もっと具体的にしなければならないことがわかった。また、自分の個人の問いについて『にぎわいづくり=活性化ではない』ということについて考えなくてはいけない」「『定住者を増やす』ための策を見出すことが目標であったが、それ以外の視点もあるのだと気付かされたことが一番の収穫だと思う」など、自分たちの考えた仮説の背景にある問題や、今後の研究の進め方に一歩踏み込んで考える貴重な時間となりました。


フィールドワークⅠ②のまとめを行いました
2017年06月27日、28日
2回のフィールドワークⅠを終えて、個人や班で立てた課題を整理し、その解決策を話し合う場を設けました。生徒たちは個人の成果を報告書にまとめると同時に課題解決策の仮説を考えながら、いよいよ最後となるフィールドワークⅡの実施先の検討に入っていました。


フィールドワークⅡに向けて
2017年07月18日、19日
翌週に控えたフィールドワークⅡに向けて、Ⅰと同様に「質問構想シート」を使って質問の内容を深く掘り下げていきました。1年次から何度もフィールドワークを経験しているので、生徒たちも班の中でひとりひとりが役割を担って、フィールドワーク先の調査を進めていました。


課題解決策の検証に向けて・最後のフィールドワークⅡを実施しました!
2017年07月25日
これまでの課題発見から、いよいよ課題解決に向けた仮説の検証を行うために最後のフィールドワークです。終日フィールドワークができることを利用して、松本や軽井沢など遠方に出かけたり、午前午後を使って複数個所を回る班、2つのユニットに分かれて別々の場所へ行った班など、57班すべてがフィールドワークを実施しました!
フィールドワークを終えた生徒からは、「食育の徹底が給食の残飯の量に関係しているという考えは不十分だったが、食育が子どもたちに『食べることへの興味』をもたらしていることは確実であった。これまでのFWを通して、小さい頃から食と深く関わることが残飯減少への近道だということを実感できた」「地域医療を実践している方の生のエピソードを聞き、非常に為になった。また、このシステムは誰かが勝手に作ってくれるものでなく、地域の住民が自ら生み出すものだと再認識した。この考え方に医療の原点なるものを感じた」などの声が聞かれ、これまでの自分の問いを見つめ直したり、さらに視野を広げて課題解決に取り組む、課題研究のゴールに向けて2年間で最も充実したフィールドワークになったようです。


フィールドワークⅡのまとめを行いました
2017年07月26日
夏期得編授業の中に2時間「総合的な学習の時間」を設けて、パソコンの使える教室を授業内の1時間使えるように時間割を組み、効率よくフィールドワークⅡのまとめができました。これまでの課題研究をまとめる個人レポートの作成は各自夏休みの課題となりました。


個人レポートのまとめから、いよいよ発表会へ
2017年08月23日、26日
班の中で一人一人の個人レポートの読み合わせを行い、班としての研究の整理をし、課題研究発表会に向けた準備を進めました。課題研究発表の仕方は、『ツリー型』と称した、班の中の1名の研究を柱として発表する型と、『並木型』と称した、それぞれまたは数人の研究を並列的に取り上げ、それらから1つの提案としてまとめる型があります。個人研究をまとめる具体的な道筋が示されたことで、生徒たちは発表会のプレゼンの中で一人一人がどんな役割を担うべきか、班としてどうまとめるか、より伝わる構成にするにはどうするかなど、じっくりと議論していました。


☆2年生の課題研究発表会は10月12日(木)に開催します。現在は発表会に向けて、プレゼンテーションのスライド作成など準備も大詰めを迎えています。
グローバルな学びへの参加
課題研究以外の、外へ広がる活動についてまとめて報告します。

小布施サマースクール実行委員との交流          5月12日(木)本校大会議室
夏休み中に小布施町で行われる「H-LAB OBUSE」の説明会を、実行委員を招いて実施しました。1,2年生56名が参加して、ハーバード大生をはじめとした海外大学生や日本人留学生と交流できる体験への憧れに胸を膨らませていました。


米国リーダー研修報告会                5月27日(土)本校小体育館
公開授業にあわせて実施し、保護者・中学生・地域の方々も大勢参観しました。
米国リーダー研修の参加者が研修の様子を報告しただけでなく、1年次に米国リーダー研修に参加した3年SGH生がその学びをどう生かしたかも発表し、1,2年生全員が各自の今後に生かすためにその成果を共有しました。1年生は広い世界に挑んでいく先輩の主体的、積極的な姿に大いに刺激を受けたようでした。また、2年生は、台湾研修の事前学習として今後の活動に生かしていこうとする姿勢が見られました。


中高連絡会でのSGHについての発表           6月7日(水) 本校大会議室
3年SGH選択生1名が、中学校の先生方に「SGHでの学び」と題して自分が3年間のSGH活動を通して学んだこととそこから描いている将来への希望を語りました。中学校の先生からは「自らの経験から実感したことを言語化していて素晴らしいと感じた。探究的な活動は、いわば答えのない学習であるが、今後も研究者自身の実感を大切にした研究をしていってほしい。」などの言葉をいただきました。


上田高校主催 北陸新幹線サミット              6月17日(土) 上田高校
2年生2グループ5名が参加し、課題研究発表を行いました。「北陸新幹線サミット」は、県内もう一つのSGH校・上田高校の3年SGH生が運営する、北陸新幹線沿線にあるSGH指定校に通う高校生を中心とした課題研究発表会・意見交換会で、多様な同年代との交流に刺激を受けて帰ってきました。


中学生一日体験入学でのSGH活動の紹介  7月29日(土) 本校図書館前フリースペース
2年生SGHスタッフ3名が中学生のみなさんにSGH活動の概要をプレゼンテーションしました。中学とは違う学びへの期待を抱いてもらえたようです。


H-LAB主催サマースクール           8月14日(月)~20日(日)
1年生3名が「小布施サマースクール」に、1年生1名が「女川サマースクール」に参加しました。H-LAB主催のサマースクールは国境や世代を越えた交流による主体的な進路選択を可能にすることを目指し、海外大学生や日本の大学生メンターと多様な体験をするプログラムです。


台湾 高雄市立高雄女子高級中学との交流    9月12日(月) 本校視聴覚室,教室
台湾研修旅行で交流する高雄市の7校の一つ、高雄市立高雄女史高級中学の生徒98名が本校を訪問。SGH生徒スタッフ・管弦楽班・合唱班・吹奏楽班による歓迎セレモニーのあと、儀旗隊のパフォーマンスを披露。その後、授業で生徒交流を行い、親睦を深めました。英語によるコミュニケーションが活発に行われ、生徒同士の距離がまたたくまに近づいていました。
     
3年生の活動
年生「善光寺グローバルサミット」に向けて

3学年は、SGHを選択した生徒が、1・2年次から積み重ねてきたSGH課題研究の集大成として、研究の最終成果を世界に向けて発信する「善光寺グローバルサミット」を企画し運営しました。以下、活動の内容です。


「善光寺グローバルサミット」に向けて① 
           4月~5月29日(月)グローバルNAGANO戦略会議まで

第2回となる今年度の「善光寺グローバルサミット」の目的や企画を具体化し、自分たちの『提言』を作り上げるため、4回の授業や昼休み、放課後などを使って打ち合わせを重ねていきました。
その中で、サミットの目的を「身の回りにある課題を解決していくのは他でもない自分たちであり、その力を養う手助けをするのがSGH活動である」ことを伝えることと結論づけ、「課題に立ち向かえる、変えられる」というスローガンが決定しました!
また、昨年の形式を転換し、課題研究発表を軸に、参加生徒全員が主体的に参加できる「全校ディスカッション」を行うことも決まりました。


グローバルNAGANO戦略会議を行いました
2017年05月29日
「善光寺グローバルサミット」の核になる、3年SGH生が考える社会課題を解決する『提言』をより有意義なものにするために、実社会で課題解決に取り組んでいる方々をコメンテーターに招いて、ご指導をいただきました。
『提言』の原案をプレゼンテーションとして発表しました。コメンテーターの方々からは、移住分野には「なぜ地方促進が上手くいかないのか、意見が対立するのか、など論理展開で理由を深めるべき」、森林分野には「森林官を実現するにあたって財源をどうするのか考えるべき」などの助言や、最後には暖かい激励もいただきました。
生徒からは「実際に現場で活動している方々から指摘をもらえて有意義だったし、刺激的で楽しかった」「なぜそのテーマを扱うのか、まだ詰め切れていない。残された時間で参加者に共感してもらえる内容にしていきたい」などの声が聞かれ、サミットに向け、自分たちが進むべき道筋を確認していました。



「善光寺グローバルサミット」に向けて② 当日まで

授業や昼休み、放課後、そして文化祭の準備期間など残された短い時間を有効に使い、「グローバルNAGANO戦略会議」でいただいた指摘や自分たちの反省を生かして『提言』の内容をより深め、プレゼンテーションの完成度を高めていきました。
2日間にわたるサミットを成功させるために、行き詰まれば常に原点に立ち戻り、激論を重ねる…これを繰り返すことで全体の統一と『提言』の質が向上し、当日の運営についても1、2年生運営委員との連携が進みました。


「善光寺グローバルサミット」を開催!
2017年07月06日~07日(本校文化祭「金鵄祭」期間中)

3年間のSGH活動の集大成として「善光寺グローバルサミット」を2日間にわたって、県内外5校の生徒や大学生、留学生をゲストに招き開催しました。
ゲストと各校の課題研究の実践や成果を共有し意見交換などを行う第一部と、3年SGH生がこれまでのSGH活動や課題研究から導いた社会課題の解決に係る『提言』を発表する第二部に分けての開催です。

《第一部》7月6日(木)
第一部は善光寺宿坊の白蓮坊を主会場に行いました。
本校生徒がゲストを英語で案内する善光寺案内(昨年の反省から今年は講習も受けました!)にはじまり、善光寺大本願を会場にした交流会①では、「学び合おう、互いの活動」と題して、各高校がそれぞれの課題研究を報告するプレゼンテーションと質疑応答を行い、さらにはグループに分かれてディスカッションも行いました。
白蓮坊での交流会②は「考えてみよう、地域存続のカタチ」として、第二部概要を発表し、それを受けてグループディスカッションを行いました。
他校の課題研究や、全く異なる実践などに触れ、1、2年の生徒からは「5つの高校の発表は興味深く刺激的だった。この経験は今後のSGH活動の活力になったと感じる」「他校との交わりを通して、答えのない問いを解決する大切さ、そして私達がその問いに向かっていくことで次世代を担い、より良く創り出していくのだと改めて実感した」など、参加して良かったという声が多く聞かれました。

(ゲスト)
新潟県立国際情報高校、山梨県立甲府第一高校、長野県上田高校(以上SGH校)、長野県飯山高校、長野県屋代高校(以上SSH校)、及び大学生、留学生の皆さん

《第二部》7月7日(金)
本校大体育館を会場に、3年SGH生が「私たちが考える地域存続のカタチ」というテーマで「移住」「集住」という対立軸を背景に、移住・森林・伝統工芸・福祉の4つの分野の課題研究成果を『提言』として日英両国語で発表しました。
次にロールプレイングディスカッションと銘打ち、聴衆全員に「金鵄村」の住人として属性を与え「移住」「集住」のどちらを選択するかを理由とともに発言してもらうという「全校ディスカッション」を行いました。この試みは、「地域存続」という地方の高校生にとって切実でありながら正面から向き合うことの少ないテーマを真剣に考える貴重な機会を提供し、また講師からも参加者全員に「自分ごと」意識を持たせることに成功したと高い評価を得ました。
参加者からも「全ての提言で移住と集住について触れられていたので、考えがより深められたと思う」「ディスカッションを取り入れることでサミットに“参加”しているように思えた。様々な意見が聞けて面白かった」などの感想が聞かれました。
2日間を無事に終えた3年SGH生からは「2回目となる今年の形がこれからの善光寺グローバルサミットの形になるというプレッシャーを感じながらやってきたが、「ひな型」を作れたのではないかと今は思っている」「ディスカッションの時間がもっと長くても良かった。2時間という枠の中でどこに時間をかけるか、優先順位を決めて逆算すべきだ」「課題研究の中身も含め、自分たちの経験をしっかりと後輩たちに引き継いでいくことが必要」など、充実感とともに、早くも次に続く後輩たちへの言葉もありました。

☆3年SGH生は現在、この「善光寺グローバルサミット」を振り返り、英文報告書を作成しています。9月中の原稿完成を目指して頑張っています。

米国リーダー研修に出発しました!

2017年03月11日

いよいよ米国リーダー研修開始です
平成28年度の米国リーダー研修が本日から7日間の予定で始まりました。
昨夜の雪が止み、寒さは残るものの青空も見える中、生徒代表の「勇気を出し、いい意味で目立つ一団になってきます!」との挨拶で結団式を終え、途中、長野駅を経由して成田空港へ向かいました。どれほどの学びと思いを抱えて帰ってくるかが楽しみです。

スーパーグローバルハイスクール「課題研究中間発表会」プログラムです

2017年02月13日

スーパーグローバルハイスクール「課題研究中間発表会」プログラムです
2月14日(火)15日(水)に開催する「課題研究中間発表会」のプログラムです。下の×印をクリックしてください。

スーパーグローバルハイスクール「課題研究中間発表会」を開催します

2017年01月25日

スーパーグローバルハイスクール「課題研究中間発表会」を開催します
 1年生は、前期に研究の基礎となる議論やフィールドワークの方法を学びながら長野県の魅力・課題について知り、後期から自分の関心ある分野についての研究に着手しました。このたび、1年生での研究成果を発表し討論する「課題研究中間発表会」を下記のとおり2日間にわたり開催します。

1 日 時   2月14日(火)10:45~12:45(5,6組) 13:50~15:50(1,2組)
        2月15日(水)10:45~12:45(3,4組) 13:50~15:50(7組)
2 場 所   長野高校 各HR教室及び特別教室
3 発表生徒  本校1年生280名 3~6人の班に分かれて発表
4 講 師 *五十音順  (  )は所属
     小田切奈々子氏(自然エネルギー信州ネット)
     小山田佳代氏(長野県総合教育センター)
     倉根明徳氏(長野県建設部)
     久世良太氏((株)サンクゼール) 
     杉原大輔氏(長野中央病院)
     土屋龍一郎氏((株)エムウェーブ)
     中沢道彦氏(長野県観光部)
     中西弘充氏(信州大学キャリア教育サポートセンター)
     長谷川正之氏((一社)日本食農連携機構)
     林 寛平氏(信州大学教育学部)
     本澤 諒氏((株)ベネッセコーポレーション)  
     松浦義昭氏(金沢大学国際基幹教育院)
     守田真子氏(まちくらしたてもの案内所)
     山室秀俊氏(長野県NPOセンター)
5 内 容 (1)長野が抱える課題の現状と解決の方向性についての班別プレゼンテーション
      (2)会場との質疑応答、講師からのコメント
6 その他 2月14日(火)午後には、当日、本校を訪問される島根県立隠岐島前高校(SGH)の生徒も発表と討論に参加します。

SGH連絡会<第二部>指定校報告で分科会を担当しました

2017年01月19日

SGH連絡会<第二部>指定校報告で分科会を担当しました
 昨年12月27日(火)、筑波大学文京校舎で開催された第2回SGH連絡会<第二部>では、平成26年度にSGH指定を受けた56校の中から本校を含めた8校が指定校報告として分科会を担当しました。
 8校の内訳は、昨年9月の「中間評価」で最上位の評価を受けた4校のうちの3校、および、それに続く評価を受けた16校のうち本校を含めた5校でしたが、どの学校も特色を前面に出したテーマで、全国各地で創意工夫に満ちた取り組みがなされていることにあらためて勇気づけられるとともに、身の引き締まる思いを感じさせられました。
 本校は「「地方・公立・全員」の挑戦」というテーマで、活動報告とワークショップを実施させていただきました。全国各地から30名を超える先生方のご参加をいただき、多くのご意見、ご質問をいただきましたこと、たいへんありがたくあらためて感謝申し上げます。

 また、前日、12月26日(火)にはお茶の水女子大学で文科省・筑波大学(SGH幹事校管理機関)主催「スーパーグローバルハイスクール第1回全国フォーラム」が開催されました。SGH校生徒のパネルディスカッションなどもあり、地方にいてはわからない全国の様子がよくわかり貴重な経験となりました。(詳細はスーパーグローバルハイスクールHP http://www.sghc.jp/p7109/ をご覧ください)

立教大学主催 第1回関東・甲信越静地区 スーパーグローバルハイスクール 課題研究発表会で金賞を受賞しました

2016年12月19日

立教大学主催 第一回関東・甲信越静地区 スーパーグローバルハイスクール 課題研究発表会で金賞を受賞しました
2016年12月17日(土)に、関東地区を中心にSGH指定の13校が参加した立教大学主催(池袋キャンパス)課題研究発表会に2年生9名が参加しました。日本語プレゼンテーション部門に長野高校②「スポーツが観客に与えてくれるもの」、英語プレゼンテーション部門に長野高校①「Think about SGH by analysis (統計でSGHを考える)」の2チームがエントリーしました。 長野高校②チームは日本語プレゼンテーション部門で金賞、長野高校①チームは英語プレゼンテーション部門で奨励賞を受賞しました。
2年間の課題研究の成果を発表し、高い評価をいただいたことは大きな自信につながりました。また、大学の先生から講評をいただくことで、これまでの研究を振り返り今後の発展に向けた課題を得ることができました。
他校の先進的な研究を見たり、他校の生徒と交流したりすることで、多くの刺激を受け、多角的な視点から自分たちの研究を見つめ直すきっかけになったようです。このような発表会に積極的に参加することで、研究の深化につなげていきたいと考えています。

平成28年度 2学年課題研究発表会を開催しました

2016年10月15日

平成28年度 2学年課題研究発表会を開催しました
平成28年度 課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)を10月13日(木)に開催しました。この発表会は2年間の地域課題研究の集大成であると同時に、台湾研修、論文作成を経て3年次の善光寺グローバルサミットに集約されるグローバルな広がりを持った研究への結節点と位置づけられています。また、今年度は長野高校の評価シートを用いて評価を行い、第1部(分散会=1次審査)、第2部(全体会=2次審査)というコンテスト形式として実施しました。

第1部:分散会(13:40~14:50)
全15会場に分かれて2年生のすべての班がプレゼンテーションを行い、1年生も全員聴衆として参加しました。
1年生での研究の上に、仮説を立て、2度のフィールドワークで課題を発見し、解決策を考え、スライドにまとめるまでを半年で行ってきました。短い期間でありながら、その発表内容の質の高さに驚かされました。特に、この1週間の仕上げは目を見張るものがありました。発表の特徴として①多かったテーマは観光、地域の発展、教育、福祉、外国人の問題。②約6割が英語を用いて発表を行ったことが挙げられます。台湾研修旅行を視野に入れ、グローバルを意識した発表にチャレンジできたことは素晴らしいことです。

第2部:全体会(15:10~16:20)
 1,2年生全員と職員に加え外部講師、希望する保護者の皆さんが参加されました。SGHスタッフリーダーがこれまでの課題研究の振り返りを行ったあと、第1部の分散会(1次審査)で選ばれた、「自然環境との共存」「スポーツが観客に与えてくれるもの」というテーマで研究を行った2つの班が発表を行いました。参観した生徒からは「アイコンタクトが大事だと思った。」「調査した情報を詰め込むのではなく、適切なものを選ぶことで聴衆に内容が伝わりやすくなると感じた。」「『なぜスポーツ観戦がおもしろいのか』なんて考えたことがなかったけれど、科学的根拠がしっかりあるということを知り、研究のテーマは身近な所にあるのだとわかった。」「質問が鋭かった。プレゼンを聞く側も知識が必要である。」といった感想が聞かれました。

本校SGH活動は生徒が主体的に活動する場です。課題研究のテーマ設定はもちろん、フィールドワークの交渉も生徒が行います。この発表会の運営も全て生徒たちが行いました。課題研究を通して、主体性や多角的な視点、グローバルな視点が養われていることを実感しています。
生徒の活動を支えてきて下さった外部指導者の先生方やフィールドワーク先、保護者の方々など多くの関係者のご協力にこの場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。課題研究はこれで終わりではなく、台湾研修旅行、論文作成と続いていきます。今後とも何とぞご指導のほどよろしくお願い致します。

2学年 平成28年度 課題研究発表会に向けて2

2016年10月06日

2学年 平成28年度 課題研究発表会に向けて2
10月13日(木)に行われる「平成28年度 課題研究発表会」まであと1週間を切りました。2年生全員で取り組んできた課題研究の班発表にむけて、プレゼンテーションのリハーサルに励んでいます。
 今年度はコンテスト方式の発表会を予定しています。第一部(分散会=原則非公開)として15の分散会場に分かれてすべての班がプレゼンテーション・質疑応答を実施し、「長野高校 SGH課題研究 評価シート」に従って一次審査を行います。第二部(全体会=公開)では一次審査の上位2班によるプレゼンテーション・質疑を行い、最優秀賞を決定します。
 より良い発表を目指して、総合学習の時間はもちろん昼休みや放課後を利用して、班担当の先生、教科担当の先生、SGH事業推進室の先生、他の班の友人などへ本番に向けてのリハーサルを繰り返しています。生徒たちの頑張りに期待してください。

1学年SGH英語プロジェクト中間発表会My “Favorite” Presentation in Englishを開催しました

2016年10月03日

1学年SGH英語プロジェクト中間発表会My “Favorite” Presentation in Englishを開催しました
 先週の土曜日、10月1日に長野高校等学校SGH英語プロジェクトⅠ中間発表会My “Favorite” Presentation in Englishを開催しました。これは、SGH教科の一つ「英語プロジェクトⅠ」の授業の一環で、英語による発信能力の向上を目的とし、大学の先生方、企業人、大学院生などを招いて実施する事業です。1学年281名の各生徒がそれぞれ、自分の興味関心のあることがらについて英語によるプレゼンテーションを行い2名のコメンテーターの先生方による評価と講評をいただきます。クラスの枠を取り払い、14教室に約20名ずつ分かれ、持ち時間一人5分以上(10分以内)で発表をしました。
一部を取り上げただけでも「How does the starvation problem continue?」「Why chocolate is popular?」「The good points of dancing」「A School Brass Band」「What are characteristics of the Ngano dialect?」「Meaning to learn mathematics」などタイトルからしてユニークですが、プレゼンテーションも、口笛の生演奏あり、楽器演奏あり、スポーツの実演もあれば10分に及ぶ大演説あり、自慢の宝物の披露あり…とそれぞれがMy “Favorite”の魅力を何とかみんなに伝えようと一生懸命に英語で語っていました。発表前は緊張の表情や浮かない表情の生徒もいたのですが、実際にやってみると伝えたいことを伝える楽しさを実感したようで、発表後はほぼ全員が「もう一度やりたい!」と書いていました。
コメンテーターの先生方からも「昨年よりさらにレベルアップして驚いた」といったありがたいお言葉をいただきました。もちらん、まだまだ未熟な事業ですので、ご指摘いただいた課題を一つ一つ改善していきます。休日にもかかわらずおいでいただき、貴重なコメントを下さった皆様には心から感謝申し上げます。

2学年 平成28年度 2学年課題研究発表会に向けて

2016年09月23日

2学年 平成28年度 2学年課題研究発表会に向けて
10月13日(木)に予定されている「平成28年度2学年課題研究発表会」に向けて定期考査終了後、いよいよラストスパートに入り、パソコン室でパワーポイントの作成を急ピッチで行っています。よりよい発表となるように班ごとに研究をまとめています。今回の発表は2年間の地域課題研究の集大成であると同時に、台湾研修、論文作成を経て3年次の善光寺グローバルサミットに集約されるグローバルな視点を持った研究への結節点と考えています。できる限り英語を使った発表を目指し、また、講師の先生や聴衆の皆様からもグローバルな視点導入に向けたアドバイスをいただければ幸いです。

スーパーグローバルハイスクール 平成28年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)について

2016年09月20日

 以下の要領で、平成28年度課題研究発表会を開催します。
1 日 時  平成28年10月13日(木) 午後3時10分から午後4時20分まで
2 場 所  本校 小体育館
3 日 程  【課題研究発表会第二部】全体会 
◆発表:第一部(分散会)の中から選ばれた2年生2班によるプレゼンテーション、聴衆の1・2年生との質疑応答
◆講評:外部講師による
* 2年生全員がプレゼンテーションを行う第一部(分散会)については、会場の都合上、非公開とさせていただきます。

2学年 フィールドワークⅡを実施しました

2016年08月05日

2学年 フィールドワークⅡを実施しました
 2学年は総合的な学習の時間の中で課題研究を実施してきました。5月に実施したフィールドワークⅠに続き、7月26日(火)にフィールドワークⅡを実施しました。学校で調査を行った生徒を除き、2学年228名がそれぞれのフィールドワーク先へ出かけました。フィールドワークⅠではインタビュー結果を検証することにより課題発見へと繋げました。その後個人ごとに、発見した課題に対する解決への仮説を立て、それを確かめるために今回のフィールドワークⅡへ臨みました。
 当日はあいにくの雨模様でしたが、街頭インタビューを実施した班からは「対象者が雨宿りをしていたのでインタビューしやすかった」といった意見が聞かれました。また「フィールドワークⅠでは行けなかった遠隔地まで行けてよかった」「Ⅰではお話中心だったが、Ⅱでは実際に現場を見られて収穫があった」などといった意見が聞かれました。
 このフィールドワークの結果を含めて今までの研究を個人レポートとして夏休み中にまとめます。夏休み明けは、10月に実施される課題研究発表会に向けて、班ごとにプレゼンテーションの準備を行っていきます。また、課題研究の内容は12月に実施される研修旅行でも台湾の現地高校生徒の交流を図り、最終的には12月から研究論文の作成を行っていく予定です。
 フィールドワーク先として生徒を受け入れてくださった皆様、依頼のアポイントメントから実施まで時間が短く、ご迷惑をおかけしました。そして、本当にありがとうございました。課題研究はこれからまとめに入りますが、まだまだわからない点も出てくるかと思います。これからも長野高校生にご指導をいただければ幸いです。

第1回 善光寺グローバルサミットが2日間にわたって開催されました(その2)

2016年08月05日

第1回 善光寺グローバルサミットが2日間にわたって開催されました(その2)
(その1)から時間が経ってしまいましたが、遅ればせながら(その2)を報告させていただきます。

7月8日(金) <第二部>「提言」とディスカッション
 2日目は、本校大体育館を会場に、7人のコメンテーターをお招きし、「善光寺グローバルサミット」<第二部>として3年SGH生の「提言」とそれについてのディスカッションが英語と日本語をまじえて展開されました。参加したのは、1日目から交流を深めたゲストのみなさん、本校のすべての生徒、職員、そして希望する保護者のみなさんです。
 また、特筆すべきは「クリスティ・デジタル・システムズ日本支社」のご協力により設置された高性能プロジェクターと透過性スクリーンにより非常に鮮明な画像が提供されたことです。

<コメンテーターのみなさん>
 若麻績 敏隆 氏 善光寺白蓮坊住職
 中西  弘充 氏 信州大学 学術研究・産学官連携推進機構助教
 日台  和子 氏 長野市企画政策部 広報広聴課課長
 倉根  明徳 氏 長野県建設部 まちづくり課主査
 長谷川 正之 氏 上田市農林部 農政課アグリビジネスアドバイザー
 森   健太 氏 PwC PPP and Infra コンサルタント
 大宮  透  氏 慶應義塾大学SDM研究員・本校海外交流アドバイザー  

 中島SGHリーダーの英語挨拶で開会した第二部は、大井学校長のユーモアたっぷりの挨拶、コメンテーター・ゲスト紹介、そして前日・第一部の活動紹介と続き、いよいよ提言発表。軽快でフランクな進行は会場の空気を和らげ、クイズもまじえた提言は参加者を巻き込んでいきました。

<提言発表 Proposal>
世界の様子とSGH Present situation of the world and SGH
長野高校第1期生SGH活動の振り返り Looking back at SGH activities
他校SGH活動の紹介
  新潟県立国際情報高等学校    
  山梨県立甲府第一高等学校 
  長野県上田高等学校

4つの提案 Proposals
①課題解決の際には、多面的な視点を持ちましょう。
Various ways to see things are essential when you solve a problem, because another problem can also occur. So you should look at the entire problem and think about the solution from various angles.
  日台  和子 氏、長谷川 正之 氏よりコメント
②異なるアイデアをつなげることで、プロジェクトがより良いものになります。
To connect the ideas increases the quality of our project from now.
  倉根  明徳 氏、大宮 透氏よりコメント
③相手のことを考えて発信することが重要です。
When you send out information, it is important to think about the people who get it. What you want to do is not always good for them.
  若麻績 敏隆 氏、森 健太氏よりコメント
④困難にぶつかったときは最初の目的に立ち返りましょう。
You should get back to your original purpose when you run into an obstacle. This idea will help you when you encounter any difficulty.
  中西  弘充 氏よりコメント
まとめ In the end

 本校の3年間の活動の振り返り、そして、他校の活動紹介により、1,2年生は今後の活動の道筋を把握すると同時に、第一期生として無我夢中だった3年生は、初めて自分たちの活動がどのような文脈の中でどのような意味を持っていたのかを了解しました。
また、コメンテーターのみなさんの豊かな経験をふまえたコメントが「提言」に厚みを加える一方、本校生徒を刺激するゲストのみなさんの積極的な質問が出され、本校生徒からも「四つの提言をすべて実行するとどんなプロジェクトが具体的に実現されるのか」といった本質的な質問も出されるなど、全員がSGH活動についてあらためて考えを深める貴重な機会となりました。
 最後は3年SGH生全員が舞台に並びました。ゼロからサミットを企画し、壁にぶち当たりながらも、意見をぶつけ合い、励まし合い、最後の最後までベストを目指して力を尽くしてきた彼らに対して惜しみない拍手が贈られました。

 善光寺グローバルサミット成功の最大の要因が3年SGH生の努力であることは間違いありません。しかし、お忙しい中を参加してくださったゲスト、コメンテーターのみなさん、鮮明な画像の提供に寄与してくださったクリスティ・デジタル・システムズ日本支社のみなさんをはじめ、会場準備、運営を補助してくれた係の諸君、今までにアドバイスをくれたみなさん等々、多くの人々の支えによりここまでたどり着けたことを、3年SGH生ともども心より感謝申し上げます。

長野県庁でプレゼンテーションを行ってきました

2016年07月15日

「SGH指定校生徒による教育長・教育委員へのプレゼンテーション」
7月14日(木) 県内SGH指定校2校(本校、上田高校)の生徒で、教育長・教育委員へSGH活動の様子や成果を披露することとなり、2年生4名が長野県庁教育委員会室でのプレゼンテーションを行いました。先日行われた米国リーダー研修の様子を中心に、本校の3年間にわたるSGH活動に関する内容を15分程度でプレゼンテーションしました。教育委員の方からは「異質な他者との出会いが大切である」「楽しみながらSGH活動が行えていることは素晴らしい」「探究はSGH活動がスタートである。すべての教科が探究活動である」といったアドバイスや「長野高校生の夢を教えてほしい」「これまでの研究で答えが見えなくて困った経験はあるか」「米国リーダー研修では、なぜアメリカに行かなければならなかったのか、理由を教えてほしい」といった質問に、生徒たちも積極的に答え、貴重な経験となりました。参加生徒からも「委員の先生からのご指摘が大変勉強になった。また、このような機会で発表してみたい」といった感想が聞かれました。

第1回善光寺グローバルサミットが2日間にわたって開催されました(その1)

2016年07月14日

第1回 善光寺グローバルサミットが2日間にわたって開催されました(その1)
 本校がSGH指定を受けた平成26年度の入学生、SGH第1期生の3年間の集大成と言える第1回「善光寺グローバルサミット」を、7月7日(木)8日(金)の二日間にわたり、県内外7校の生徒と県内留学生をゲストに招いて開催しました。
<ゲストのみなさん>
甲府第一高等学校(山梨)  国際情報高等学校(新潟)
飯山高等学校・長野西高等学校・屋代高等学校・上田高等学校・上田染谷丘高等学校(長野)
留学生(中国、チュニジア、マレーシア、フィリピン、フランス)
                         
 さて、この会に「善光寺」の名が冠されているのは、善光寺が信州を代表する名刹、名所であり、開催地を広く知っていただくことができるからはもちろんですが、それだけでなく、善光寺が、本校がこの事業で涵養しようとするグローバル性を持った存在であることも大きな理由です。
 「三国伝来」の仏を迎え入れたという善光寺縁起やその建築、美術からは、善光寺が自分達の社会を超えた宗教や文化、芸術を受け入れるグローバル性を持ち続けてきたことがわかりますしまた、善光寺の、あらゆる宗教、宗派を受け入れる姿勢には、グローバル化によって生じる対立を越えるヒントがある、と私たちは考えています。
 名称使用を快く受け入れてくださった善光寺にあらためて感謝いたします。
                                     
7月7日(木) <第一部> 活動交流とアイスブレーキング
 1日目は善光寺宿坊、白蓮坊が主会場でした。まず本校2年生が英語による善光寺案内をしたあと、善光寺大本願の素晴らしい広間を会場に、各校が取り組んでいる課題解決的活動や国際的活動についての発表と質疑応答で交流を行いました。
 宿坊で精進料理に舌鼓を打った後は、課題解決的ワークショップ、「貿易ゲーム」に取り組みました。「先進国」「中間国」「発展途上国」に擬された各グループは、紙(資源)、はさみ(技術)、テーブル(国土)等々の不平等をどう克服あるいは利用できるのか!? ということでゲームは白熱。大いに盛り上がりました。ゲーム後の振り返りでも「いくら富や技術を持っていても協働する相手には勝てない」とか「最後は交渉力!」「目先の利益を追ってはダメ」など考えさせられる意見がたくさん出て、もっともっと時間がほしい様子でした。
 そしてその頃、学校では第二部に向けた最後のリハーサルが大詰めを迎えていました‥続く

第1回善光寺グローバルサミットのプレゼン準備も大詰め

2016年07月03日

第1回善光寺グローバルサミットのプレゼン準備も大詰め
第1回善光寺グローバルサミットまであと3日。
8日(金)本校、大体育館で開催する「第二部」の中心は、3年SGH生による「提言」。
SGHとして波乱の船出からの3年間を振り返り、この3年間の活動に見いだした意義を全校と共有し、後輩達に受け継いでほしいという思いから準備を進めてきた彼らの最後の発表です。
少しでも思いが伝わるよう、少しでも楽しんでもらえるよう、細部までの話し合いが続きます。

第1回善光寺グローバルサミットに向けての準備を進めています

2016年06月30日

第1回善光寺グローバルサミットに向けて準備が進んでいます
 平成26年度にスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定された本校は今年3年目を迎え、県内外の高校生や留学生を招き、第1期生の最終成果発表となるSGH第1回「善光寺グローバルサミット」を7月7日(木)8日(金)の2日間にわたって開催します。
 1日目の第一部では善光寺の宿坊を主会場に各校の活動交流を行い、2日目の第二部では本校を会場として、3年SGH生の、社会課題の解決の仕方に係る「提言」発表とそれについての討論を行います。影も形もないものを創り出す苦闘を続けてきましたが、開催まであと1週間。形が徐々に出来上がってきています。

2学年 フィールドワークⅠが行われました

2016年06月30日

2学年 フィールドワークⅠ
2学年は総合的な学習の時間の中で課題研究を実施してきました。今年度は個人研究を基本として、興味のあること・研究してみたいことなどからテーマを決定し、先行研究を調べ、フィールドワーク先を検討してきました。その後、自分と考え方が近い・共通点があるなどの観点から5人前後のグループを作り、グループ研究へと発展させていきます。

そして、5月20日(金)を中心日とし、2学年のフィールドワークⅠを実施しました。2学年55班のうち22班(108名)が5月20日(金)FWを実施し、その後の総合的な学習の時間を利用して残りの班も実施しました。行くまでは緊張や様々な問題もあったようですが、事前の情報収集やFW先との連絡をしっかり取っておくことで、パワーポイントによる説明をしていただいたり、お土産をいただいたり(?)と多くの収穫があったようです。「先方の対応がとても親切で感動した」「いい話を聞かせてもらった」と、大変な思いはしても、家や学校では経験できない「大人(社会)との腰を据えた対話」が経験できたことをうかがわせる言葉も聞けました。
フィールドワーク先として生徒を受け入れてくださった皆様、本当にありがとうございました。課題研究は道半ばです。これからも長野高校生にご指導をいただければ幸いです。

スーパーグローバルハイスクール「1年次課題研究中間発表会」を開催します

2016年01月27日

1学年課題研究中間発表会について
1年生は、前期に研究の基礎となる議論やフィールドワークの方法を学びながら長野県の魅力・課題について知り、後期から自分の関心ある分野についての研究に着手しました。このたび、2年間の中間で研究成果を発表し討論する「課題研究中間発表会」を下記のとおり2日間にわたり開催します。


1 日 時   2月2日(火)13:50~15:50(5,6,7組)        
        2月3日(水)10:45~12:45(3,4組) 13:50~15:50(1,2組)

2 会 場   長野高校 各HR教室 各芸術科教室

3 発表生徒  本校1年生282名 3~6人の班に分かれて発表

4 講 師 *五十音順  (  )は所属
  久世良太氏((株)サンクゼール)    倉石智典氏((株)マイルーム)
  小林正征氏((株)ミヤマ)       榊原倫代氏(フォレストデザイン)
  土屋龍一郎氏((株)エムウェーブ)   長谷川正之氏(県農産物マーケティング室)
  林 寛平氏(信州大学教育学部)    林 靖人氏(信州大学地域戦略センター)
  丸山文昭氏(善光寺表参道ガイド協会) 山室秀俊氏(長野県NPOセンター)他

5 内 容 (1)長野が抱える課題の現状と解決の方向性についての班別プレゼンテーション
      (2)会場との質疑応答、講師からのコメント

6 プログラム  SGH通信のページをご覧ください

1学年フィールドワークがおこなわれました

2015年12月02日

1学年 フィールドワークⅡ
 1年生のフィールドワークがおこなわれました。

 前回の総合学習・昨日の事前学習とフィールドワークに備えて訪問先の企業や団体の調査・研究、自分のテーマの設定、疑問点の洗い出し等々をしてきた成果が各フィールドワーク先で活かされたという話を聞きました。今日のフィールドワークで学んだこと、気づいたこと、新たに生じた疑問をこれからの自分の研究に活かしていきます。

 本日お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。

<本日訪問させてもらった企業・研究所等(順不同)>
 株式会社エムウェーブ 
 長野パルセイロ・アスレチッククラブ(AC長野パルセイロ) 
 株式会社信州スポーツスピリット(信州ブレイブウォリアーズ)
 株式会社八幡屋礒五郎
 長野県農業試験場
 株式会社サンクゼール
 新光電気工業株式会社
 不二越機械工業株式会社
 株式会社青木固研究所
 株式会社竹内製作所
 ミヤマ株式会社
 長野県環境保全研究所
 信州大学教育学部
 グリーン・ヒルズ小学校・中学校
 長野市善光寺表参道ガイド協会、大本山善光寺大本願
 長野市立博物館
 長野県立歴史館
 ミヤリサン製薬株式会社
 長野赤十字病院
 寿製薬株式会社
 特定医療法人新生病院
   

1学年フィールドワークⅡ 事前学習

2015年12月01日

いよいよ1学年フィールドワークです。
 2年生の課題研究発表会が終わり、課題研究の中心は1年生に移ります。これからおこなわれる1年生の課題研究Ⅱは「課題研究とは何かを体験する」ことに力点を置き、また班としてよりも個人として研究を深めることを重視して進められます。つまり個人の研究レベルを高め、それを2年生でおこなわれる本研究にしっかり活かしていこう、ということになります。

 1年生は自分の進路希望(文理選択)と関連させながら課題研究の分野を選択し、先日の総合学習では、その分野に関連する自分の研究テーマを設定しました。今日の午後の総合学習では明日のフィールドワークに備えて、テーマと課題の確認、フィールドワーク先での質問事項の整理をしました。

 学習はあくまでも個人の活動が主となります。自分が設定したテーマや社会課題の中で明日のフィールドワーク先での調査で確認できそうなこと、そのためにはどのような質問をしたらよいか、情報収集が不足していたらその不足を補う、等々をおこないました。最後の20分間は班内での情報交換の時間として、自分と異なる視点や発想に気づいてもらいました。

 明日のフィールドワークでお世話になる皆さん、よろしくお願いします。

スーパーグローバルハイスクール「2年次課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)」の全体会発表、最後の一班決まる

2015年11月10日

発表班がすべてそろいました
全体会で発表するあとひとつの班です。

「Pillars of Longevity」
日本一の長寿県と言われる長野。その要因について三つの視点から調査し、日本や別の国の地域と比較した結果たどり着いた結論を世界に発信しようとする班の発表。

 なお、当日はゲストとして長野県国際交流員、信州大学大学院留学生、上田高校生等のみなさんが参加してくださいます。参観の皆様も気をつけておいでください。お待ちしています。

スーパーグローバルハイスクール「2年次課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)」について

2015年10月26日

スーパーグローバルハイスクール「2年次課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)」を開催します
1 日時  平成27年11月12日(木)午後3時15分から午後4時40分まで
2 場所  本校 小体育館
3 日程  【課題研究発表会 第二部】全体会
◆発表:生徒代表4班によるプレゼンテーション・質疑応答と講評
「Traditional Education of NAGANO」
 「白文帳」という長野独特の学習文化について、教育委員会を始め多様な層からの声を聴取して、使い方の改善策を提案した班の発表。
「観て。食べて。歩いて。須坂」
 「絹で須坂をPRしよう」をテーマに活動し、絹産業による盛衰の歴史を追究。その成果を踏まえて「ふるさとCM大賞」に応募した班の発表。
「そうだ、小川に住もう」
 小布施の町づくりなどに学んだことを生かして、小川村に定住してもらうためのプログラムを考えた班の発表。
 ほか一班。
◆講評
 講師  林  靖人 氏(信州大学地域戦略センター准教授)
     長谷川 正之 氏(長野県農政部農産物マーケティング室企画幹)
     ダニエル=トパル(本校グローバル講師) 
他に討論に参加するゲストとして、外国人留学生、県内他校生を予定。

OMN加盟決定!!

2015年09月25日

エムウェーブのOMN加盟に本校生徒が貢献しました
 先日のブログで紹介したように、カナダのバンクーバーで開かれた国際オリンピック博物館連盟(OMN)の総会で、本校生徒がプレゼンテーションをおこないました。堂々としたプレゼンテーションが功を奏し、加盟が正式に決定したそうです。OMNには日本のオリンピック関連施設としては初めての加盟になります。参加した生徒2人は28日に帰国しますが、そのときの様子などをこのブログで紹介してもらう予定になっています。ご期待ください。

1学年土曜セミナーがおこなわれました

2015年09月19日

キャリアデザイン ~グループワークと講演会~
 今日は1学年の土曜セミナーの日です。

 本校の1年生はこの時期に「職業」について考える機会を持ちます。職業や仕事とは何なのか、いったいどのような職業が世の中にはあるのか、仕事をするとはどういうことか、などを考えます。そして自分が将来就きたい職業は何か、自分にあった職業は何か、その仕事に就くためにはどのような進路(進学や学部学科選び)を考えたらよいのか、を考えて10月から11月にかけて文系か理系かの選択をしていくのです。

 今日はまずクラスでグループワークをおこないました。テーマは
   ①「職業」って何だろう
   ②自分が就いてみたい職業、やってみたい仕事、そこで必要とされるグローバルな要素
   ③語学力以外でグローバルな仕事に必要な力って何だろう   の3つです。
 班ごとに活発な意見交換や討論がおこなわれていました。いつも感じることですが、入学以来1年生は実に楽しそうにグループワークに取り組んでいます。今回もクラス内の進行はSGHスタッフに任せましたが、スタッフだけが頑張っているのではなく、クラスのみんなが実に協力的です。これはすばらしいことだと考えています。

 その後、小体育館に移動し講演を聴きました。今回はキャリアデザイン講演会として世界的な活躍をされている本校卒業生をお招きし、今後の進路選択に活かしてもらうべく講演をお願いしました。講師は日本経団連国際経済本部上席主幹でガールガイド・ガールスカウト世界連盟理事の和田照子先生です。

 先生は「キャリアの道のり(発展途上)」という題で講演をしてくださいました。ご自身のこれまでの経歴、経団連に入った理由、ガールスカウト世界連盟理事としての役割、「グローバルな」仕事の意味について、丁寧にお話をされました。所々にキャリアデザインの意義やこれから1年生が進路選択をしていく上で大切なことが散りばめられていて、非常に有意義な講演会だったと思います。これから1年生には、先生のお話の中に出てきた「チャンスを活かす」「チャレンジをする」「ちゃんとやる」の「チャチャチャ」を大切にして、進路をただ大学に入ることと考えず、その先をしっかり見据えて学習・班活・生徒会・課題研究活動などに取り組んでもらいたいと思いました。

OMN壮行会

2015年09月17日

OMN総会へ生徒2名が参加します
 今日は定期考査の最終日でした。試験終了後、久々の班活動に生徒諸君もうれしそうでした。

 そんな中、OMN総会へ参加する生徒2名が先生方の前でプレゼンの予行演習をおこない、ささやかな壮行会がおこなわれました。OMNとは「オリンピック・ミュージアム・ネットワーク」の略で、長野市とエムウェーブがそこへの加盟を目指しています。今月末にカナダで開かれるOMNの総会で加盟のためのプレゼンテーションがおこなわれますが、本校の生徒もそのプレゼンに参加することになったのです。参加するのは本校の2年生2名。彼らは長野オリンピックが開かれた後にこの世に生を受けました。そんな生徒の立場からOMN総会でプレゼンをしてもらいたい、というのがこのプロジェクトの始まりでした。校内で参加希望を募ったところ、12名の生徒が名乗りを上げ、審査の結果2名が選ばれたのです。

 今日の予行演習では実に堂々としたプレゼンを披露してくれましたが、まだまだ修正の余地があるようです。日本を出発する23日までもう少し時間がありますから、きっと今日以上のプレゼンができるように仕上げてくれるはずです。長野高校生を、いや長野市を代表してカナダへ向かう2人を応援してください。

 帰国後、総会の様子や感想を2名の生徒から報告してもらう予定です。ブログにも掲載します。

1学年 フィールドワークⅠ報告会

2015年09月04日

1学年 フィールドワークⅠ報告会
 このSGHブログ、しばらく更新をしないままでいました。ご無沙汰しております。今日から再開いたしますので今後ともよろしくお願いします。

 1年生は9月1日(火)・2日(水)の総合的な学習の時間に、7月29日におこなわれたフィールドワークⅠの報告会をおこないました。目的は各班の報告を聞いて、クラス内でフィールドワーク先7カ所の情報を共有することにあります。前半は班ごとの発表準備、後半に発表と進んでいきました。(下の写真のうち、上段3枚が前半の班ごとの準備の様子、下段3枚が後半のクラス内発表の様子です)

 各班ともフィールドワークの内容、フィールドワークを通して学んだこと、これからおこなわれる課題研究への意気込み等を発表していました。中にはフィールドワーク先の地域が抱えている課題を発見し、その解決方法を考え、提案するといった、これからおこなう課題研究そのものといった内容の発表もあり、なかなか聞き応えのある発表会でした。
また「事前学習の不足を感じた」、「違った角度からの資料提供を求める」といった発表もありました。このことは次回のフィールドワークⅡにつながる的確な指摘だと思います。次回の事前学習は各班で主体的におこないます。今回の反省を活かし、十分な事前学習につなげていきましょう。

 

フィールドワークがおこなわれました

2015年07月29日

1年生、初めてのフィールドワーク
 1年生にとって初めてのフィールドワークがおこなわれました。

 今回のフィールドワークのテーマは「地域から世界が見える」です。グローバルというとつい視点は世界となりがちですが、地元(地域)を知ってはじめて世界が見えてくるものです。そんな考えのもと、多くの方々の協力を得て、今回の企画は成立しました。

 中山間地域における遊休農地の活用について、地域の特性を活かした観光立案やまちづくり、古民家や蔵の再生活用、リノベーション等、各地でいろいろなことを考えさせてもらいました。それをもとに高校生の視点から各地の課題を発見し、それを解決していくための方策を探り、解決策を提案・実行していくことが今後の活動内容となります。

 今回お世話になった皆様、本当にありがとうございました。そしてこれからも長野高校生にご指導いただけたら幸いです。

 1年生のフィールドワークの詳細については順次このブログで紹介していきます。

明日はフィールドワークの日です。

2015年07月28日

いよいよ初めてのフィールドワークへ
 明日7月29日は1・2年生ともフィールドワークがおこなわれます。

 1年生にとっては初めてのフィールドワークです。ここまで、
  ①6月30日、7月1日のフィールドワーク基礎(大宮透先生の講演会)
  ②フィールドワークの班を決定(1班5名程度)
  ③フィールドワーク先の提示、班で希望するフィールドワーク先を選定(第3希望まで)
  ④フィールドワーク先の決定   と、進んできました。

 先週の金曜日(学校はこの日から夏季特編授業が始まりました)、午後の授業を総合的な学習の時間(課題研究)として、7つのコースごとに事前学習会をおこないました。班ごとに各コースの資料を読んで問題点や疑問点を整理し、当日に備えようという内容です。午後の暑い中、各班とも熱心に取り組んでいました。


 明日のステークホルダーのNPO法人飯綱高原よっこらしょの山室さん、飯綱高原観光協会の中島さん、飯綱高原スキー場の宮下さん、戸隠地区地域おこし協力隊の小林さん・栗原さん、NPO法人まめってぇ鬼無里の吉田さん、七二会地区活性化推進員の石坂さん、慶應SDM・小布施町ソーシャルデザインセンターの大宮さん、須坂景観づくりの会の小林さん、(株)マイルームの倉石さん、お世話になります。また各地でお世話になる方々、よろしくお願いします。
 
 

グローバル経済講演会がおこなわれました。

2015年07月27日

グローバル経済 桃木至朗先生講演会
 7月27日、1・2時限目にグローバル経済講演会がおこなわれました。講師の先生は大阪大学大学院文学研究科、文学部教授の桃木至朗先生です。
 
 1年生は現在世界史Aを学習していますが、少し前に「西欧を中心とする世界の一体化」という単元がありました。大航海時代を境として、それまで「各地域の歴史」であったものから「新大陸」をふくんだ「本当の意味の世界史」が成立した、また銀を中心として貿易や経済に大きな変化がおきた、ということを学びました。今回そのことを大学の先生から専門的に講義をしてもらおうというのが講演の目的です。また1年生のみんなに大学の講義を体験してもらおうということも目的のひとつです。

 講演のテーマは「アジアから見た世界の一体化と日本の鎖国」で、世界史的な視点だけでなく、日本史の視点も取り入れた内容でした。多面的な視点から物事を捉える、多方面から検証をすることの大切さを学び取ってもらえたら、今後の課題研究を進めていく上で有意義であると思いました。そしてそれは「長野高校の教育課程における課題研究」ということにとどまらず、「本当の学問とは何か、研究とは何か」というところにつながっていきます。ほとんどの生徒のみなさんが大学に進学をしたいという希望を持つ本校において、それは「大学に入学するために必要な学力」を養成することと同じくらい大切なことだと考えています。この講演会を聴いて、そんなことを改めて感じました。

金鵄祭 一般公開です

2015年07月11日

金鵄祭一般公開が始まります
 本日より長野高校文化祭「金鵄祭」の一般公開が始まります。

 私達SGH事業推進係も今年度のここまでの取組を来場者の皆さんに見ていただきたく、本当にささやかではありますが、展示をすることを決めました(決定したのは今朝です・・・)。校舎1階のSGH事業推進室の前に展示してありますので、ご来場の際に是非ご覧いただきますようご案内いたします。

 
 また金鵄祭準備期間中、午後の準備時間を使って今月29日に実施予定の1学年フィールドワークの打合せと下見に行ってきました。各所でご協力いただける方々と打合せとおこないましたが、率直な感想は「各地域にはすごい人がたくさんいる!」です。そんなすごい人たちの協力があって実施できるフィールドワークです。1年生の皆さんにはそんなことも含めて、多くのことを学んできてほしいと願っています。

2学年 総合の時間  - フィールドワーク

2015年07月03日

フィールドワークに行ってきました
 6月17日(水) 2学年総合の時間に課題研究のため、全61班中40班が校外に出てフィールドワークを行いました。
 フィールドワーク先は、各班がそれぞれの研究目的に従って自分たちで考えたもので、大変バリエーションに富んだものとなりました。
 戸隠の奥社参道をガイドの方と散策した班、、農業体験をした班、飲食店を訪れジビエ料理の調査をした班、企業を訪問し長野県の工業を調査した班、市役所や県庁など行政機関で調査を行った班など。
 いずれの班も、それぞれの訪問先で非常に丁寧に対応していただき、研究やプロジェクトを行う上で、とても有益な情報を得ることができました。
 2年目に入った課題研究ですが、例えば、ジビエ料理を研究している班では、1年時には、県庁を訪問し、今回はイタリア料理店で調査を行った結果、それぞれ違った視点からジビエ料理についての話が聞けた(しかも実際に味わえた)ということで、視野が広がり今後の研究の方向性も見えてきたようでした。
 今後も、フィールドワークなどを通し研究を深め、11月には課題研究発表会を行う予定です。

1学年「フィールドワーク基礎」講演会をおこないました。

2015年07月02日

1学年「フィールドワーク基礎」 大宮透先生講演会
 6月30日と7月1日の1年生の総合的な学習の時間は「フィールドワーク基礎」として講演会がおこなわれました。講師は大宮透先生。慶應SDM小布施ソーシャルデザインセンター主任研究員であり、本校SGH事業において海外交流アドバイザーをお願いしている先生です。

 1年生は今月下旬に初めてのフィールドワークが予定されています。そんな1年生に対して、フィールドワークとは何か、フィールドワークの方法、フィールドワークの意義などを話していただきました。また一次資料と二次資料の違いとフィールドワークとの関わりについての講義もありました。そして最後に「生徒会長になったと仮定して、よりよい生徒会活動をするためにどうしたらよいか。どんな文献を読んで、どこに行き、誰と会い、何について調べるか、1ヶ月のスケジュールを作成する」ということを演題として班別でのロールプレイングをおこないました。

 講演を始める前に大宮先生から、本来フィールドワークに関する講義は大学生に向けておこなわれる内容であるということ、しかしこのことを高校生が知っていることはとても大切であるということ、社会人でもフィールドワークの重要性は高いということ、という話がありました。ほとんどの生徒が四年制大学への進学を希望している本校にとって入試を突破する力をつけていくことが大切なのは言うまでもありませんが、それとともに大学進学後に求められる力をつけていくことも大切なことです。生徒のみんなにはこれからおこなわれるフィールドワークや課題研究といったことを通して、そこを学び取ってもらいたいと考えています。

新しい信濃美術館について、県文化政策課の方々と意見交換をしました

2015年06月08日

総合学習―課題研究
 6月3日(水)総合学習の時間、県文化政策課より課長他2名が来校され、新たな建て替えも検討されている信濃美術館についての意見交換を行いました。本校からは、昨年課題研究で長野県の美術館について、その魅力や行政とのかかわりなどを研究していた、F-12班4名が出席し、約2時間積極的に意見交換が行われました。
 文化政策課の方々からは、「高校生の感度でこれまで美術館に対する印象や経験を率直にはなしてくれた」、「観るだけでなく体感できるものといった、固定的な枠を超える提案をいただいた」などのご意見をいただきました。
 F-12班は、今年度も引き続き美術館について研究をつづけながら、信濃美術館の将来についての提案を検討していく予定です。

1学年 ディベート・課題研究基礎②講演会をおこないました。

2015年05月28日

ディベート・課題研究基礎② 矢野善郎先生講演会
 5月27日の1学年総合的な学習の時間は2回目となる英語ディベートに関する講演会でした。講師は中央大学文学部教授矢野善郎先生です。矢野先生は本来の専門は社会学ですが、高校生の頃から打ち込んだディベートの大家であり、現在全国高校英語ディベート連盟理事・審査委員長を務めていらっしゃいます。矢野先生を紹介していただいた本校英語科の先生から「熱血先生だよ」と言われていましたが、大きな声・大きな身振りで聴いている者が引き込まれる、本当に熱い講義でありました。(先生の声が本当に大きかったので、午後の講義はマイクの音量を少し絞らせてもらいました。矢野先生、すみませんでした。)

 講義は前回の東海大学綾部先生に講演していただいた内容の再確認と、相手の立論に対する反論(Attack)の方法、再反論(Summary)の方法、判定の方法が中心でした。その後、英語ディベートの初歩段階を体験した前回とは異なる本格的な英語ディベートの実践を2回おこないました。論題は前回の続き It is better to have school trips in foreign countries than in home country of the students. です

 生徒諸君は12名(3人1組×4班)で1つのテーブルに座っています。そのうち1班が肯定側、1班が否定側、2班が判定を担当します。最初の内こそ戸惑いながら、カタコトの英語(時には日本語を入れながら)でありましたが、2回目ともなると堂々とした姿勢で実践できていたと思います。テーブルからは時折拍手も聞こえ、生徒諸君も充実した時間を過ごしていたようでした。ここで学んだディベートは今後の課題研究・グループワークを進める上で必ずや役立つことでしょう。

SGH米国リーダー研修報告会をおこないました。

2015年05月25日

5月23日 米国リーダー研修報告会
 5月23日は今年度1回目の公開授業でした。保護者の皆様、小・中学生、学校近隣の皆様、その他多くの皆様にご来校いただき、本当にありがとうございました。
 
 3時間目、1・2年生は総合的な学習の時間でした。3月に当時の1年生40名がアメリカ研修をおこないましたが、それを1・2年生全員と共有し、今後の課題研究等に生かしていくための報告会です。2年生のSGHスタッフおよび米国リーダー研修参加者が入念にプレゼンの準備をし、当日を迎えました。会場の小体育館には約150名の参観者がお見えになりました。

 報告会は研修の概要紹介の後に4つのパートにわけておこなわれました。1つめはハーバード大学での研修についてです。現地で出会った日本人学生との交流の様子を、その学生さんになりきって報告してくれました。2つめはMITでの研修についてです。研修内容が映像で報告され、非常にわかりやすいものでした。3つめはミルバーン高校との交流についてです。寸劇形式での発表でしたが、途中で交流した高校生からビデオレターが届いたとのことでそちらを見せてもらいました。最後は国連での研修についての報告です。国連日本政府代表部を訪問した様子など多くの報告がありました。

 研修参加者が多くのことを学んできたということがわかる報告会でした。報告を受けた生徒諸君もメモをとりながら熱心に聞くことができていたようです。非常に有意義な報告会であったと思います。詳細については今後もこのブログで発信していく予定です。

 最後に報告会を参観していただいた皆様、体育館への入場などでご協力いただきまして本当にありがとうございました。
 
 

米国リーダー研修報告会をおこないます。

2015年05月22日

明日の公開授業でSGH米国リーダー研修報告会をおこないます
 長野高校のSGH事業は教職員だけで推進・運営されているのではありません。生徒諸君も「SGHスタッフ」として運営に積極的に関わっています。

 5月21日、考査終了後にSGHスタッフ会議を開催しました。この日の会議は初の1年生・2年生の合同会議でした。会議の中心は明日5月23日の公開授業3時限目におこなわれるSGH報告会についてでした。

 明日の内容は3月におこなわれた米国リーダー研修の報告です。米国リーダー研修に参加した生徒と2学年のSGHスタッフが中心となり、研修内容についてのプレゼンが公開授業の一環でおこなわれます。ぜひ参観していただいて、長野高校のSGH事業の一端を感じていただけたら幸いです。

 なお参観していただく皆さんにお願いがあります。会場(小体育館)への移動については本校職員の指示に従ってください。生徒諸君の小体育館への移動を優先させていただきますので、なにとぞご理解・ご協力のほどよろしくお願いします。

信濃毎日新聞に本校SGH事業の取組が掲載されました。

2015年05月13日

信濃毎日新聞に本校SGH事業の取組が掲載されました
本日の信濃毎日新聞の教育面に「SGH県内2校の挑戦」として本校の取組が掲載されています。ぜひご覧ください。

1学年ディベート基礎① 講演会をおこないました

2015年05月13日

1学年 ディベート基礎① 東海大学文学部綾部功先生講演会
 1年生の総合的な学習の時間(課題研究Ⅰ)にディベート基礎①として講演会がおこなわれました。講師は英語ディベートの専門家である東海大学文学部綾部功先生です。

 講演はまず「ディベートとは何か」ということから始まり、続いてディベートの要素や方法といったまさに「ディベート入門」といった内容でした。

 休憩を挟み、英語ディベートの実践をしました。しかし多くの生徒諸君はディベートは初めて、また英語でということもあり、「英語ディベートの初歩段階を少しだけ体験した」というのが正確なところなのかもしれません。

 今日の論題は It is better to have school trips in foreign countries than in home country of the students. でした。生徒諸君は自分の立場を明らかにし、その根拠を示すところまで体験しました(もちろん英語です)。

 今月の末にはディベート基礎②の講演会がおこなわれます。その様子もこのブログで発信していきます。

2学年「プレゼンテーション講座」が行われました。

2015年05月01日

山田 崇 氏(塩尻市役所, TED×Saku Speaker)講演『効果的なプレゼンテーションとは』
4月22日(水) 2年生の総合の授業でプレゼンテーション講座を行いました。
講師には、塩尻市職員でTED×Saku のSpeaker でもある、山田崇 氏をお迎えしました。
山田氏は、TED×Sakuをはじめ各地で講演を行うとともに、街に出て様々なプロジェクトに関わっている経験をもとに、実際にプレゼンテーションを行いながら、効果的なプレゼンテーションについてのお話をしてくださいました。後半の質疑および班別の打ち合わせの時間にも、生徒の質問や相談を切れ目なくうけていただき、多くの生徒が今後の活動を行ううえでの参考にしていました。

4月18日 進路(SGH)講演会がおこなわれました。

2015年04月23日

東北大学文学部教授高橋章則先生講演会
 4月18日、1年生の土曜セミナーで進路(SGH)講演会がおこなわれました。
 講師に東北大学文学部教授高橋章則先生をお迎えし、「主体的な高校での学び」ということについての講演を聴きました。あわせて東北大学はSGUの指定を受けていることから、SGHでの学びが大学での学びにどのようにつながっていくのかというお話もしていただきました。
 また講演の前には各クラスでグループディスカッションをおこないました。高校での学びに対して感じている期待や不安、自分が将来やりたいこと、世界に通用するために身につけておきたい力という3つのテーマでしたが、各グループが活発に意見交換をしていました。

米国リーダー研修を終えて

2015年03月22日

学び多き7泊9日!
米国リーダー研修に参加した生徒40名が無事に帰国しました。
アメリカのボストンとニューヨークという経済と文化の中心都市に滞在し、
MIT、ハーバード大学、国連本部という世界を代表する機関(学校)で、
そこで働く(学ぶ)方々と交流するという体験によって、どれだけの成長
を遂げたでしょうか。

たった1週間といえばそれまでですが、本当に内容が濃く、刺激の強い1週
間であったことは、参加生徒ひとりひとりの表情から読み取れます。
研修前に設定した目標の達成度合いも含めて、研修レポートの完成が今から
とても楽しみです。

今回の研修での学びを思い出に留めるのではなく、経験に変えてこれからの
課題研究の探究へつなげていきましょう。

米国リーダー研修へ出発しました!

2015年03月13日

7泊9日の米国リーダー研修へ
参加生徒40名がアメリカに向けて出発しました。
7泊9日の日程で、ボストン、ニューヨークで現地の高校生や大学生に課題研究の成果を発表し、ディスカッションすることを通じて、これまで1年間研究してきた内容に対し、より広い視点から検証することを目的としています。

参加者が決定した10月から、本校の海外留学アドバイザーとの面談、研修会を重ねてきました。面談では、参加者ひとりひとりが具体的な研修目標を設定しました。「スーパーで現地のりんごを買って日本との違いを比べる」や「カフェで1人で注文をする」、「3人と連絡先を交換する」など様々です。
研修後には、どの様な報告をしてくれるでしょうか。

また、研修中の具体的な交流内容は、役割分担によって編成された6人程度のグループで、企画立案しています。MITでの見学先や、ハーバード大学でディスカッションするテーマ設定、現地高校との交流内容、国連での質問内容など全て生徒主導で進めて行く行程です。


多くの刺激と学びを吸収し、ひとまわり大きくなった姿で帰って来てくれるはずです。

長野県長野高等学校平成26年度SGH1年次課題研究発表会

2015年02月10日

お疲れ様でした!
平成27年2月10日(火) 長野県長野高等学校平成26年度SGH1年次課題研究発表会を
開催しました。
県内外の高等学校の多くの先生方にご参加頂きました。

当日は、「スポーツ」「農業・食品」「生産財・林業」「地域ブランド」「自然・環境」
「教育・歴史・芸術・文化」「健康長寿」の7分野63班のチームを13グループに編成し、
それぞれのグループ内でプレゼンテーション・ディスカッションを行う分科会を各会場
に分かれて行いました。
各分科会にはあらゆる分野に精通したアドバイザーに付いて頂き、研究内容や発表方法に
関して助言を頂きました。

その後の全体会では、長野県上田高等学校(平成26年度SGHアソシエイト校)と長野県
屋代高等学校(SSH指定校)の代表者及び本校の代表3班が発表を行いました。他校のプ
レゼンテーションの見せ方・聞かせ方への工夫に、刺激を受けた生徒が多かったようで
す。

今回の発表会は来年度への大きな糧となる“課題”が多く見つかった発表会だったと思い
ます。1年間調べてきた課題研究を、より深化させるとともに、今後はそれらを「発信」
する方法を模索し、実際に実施できる本研究になることを期待しています。

課題研究発表会に向けて準備も大詰めです

2015年02月05日

課題研究発表会に向けて準備も大詰めです!
来週2月10日(火)に行われる「長野県長野高等学校平成26年度SGH1年次課題研究発表会」
に向けて、生徒の準備も最終段階まできました。
4つ切りサイズのスケッチブックに、これまでの研究内容をまとめていきます。
水彩画で表現する班や写真を切り貼りする班など、真っ白なスケッチブックがそれぞれの班
の個性がうかがえる発表資料へと変わっていきます。

発表会当日は、63の班が4~5つの小グループに分かれ、プレゼンテーション形式で研究
発表をします。
来年度の本研究に向けて、今年1年の成果を全力で発表してくれることと思います。

長崎東高校 濱野教頭先生が学校視察にお見えになりました。

2014年12月04日

長崎県立長崎東高等学校 濱野正義教頭先生が学校視察におみえになりました。
 はるばる長崎からおみえいただきました。寒さと電車からみた雪にびっくりされたとのことでした。本校の取り組みが少しでも参考になればと思います。

松本市役所へフィールドワークに行ってきました。

2014年12月03日

松本市役所へフィ-ルドワークへ行ってきました。
 12月2日 菅谷昭 松本市長に『健康寿命 延伸都市 松本』のまちづくりについてお聞きするために松本市役所へフィールドワークに行きました。予定時間をオーバーして私たちの準備した質問に熱心に答えていただきました。また、本校SGHの取り組みへの応援も約束して下さいました。お忙しい中、ありがとうございました。

SGH課題研究 校内中間発表会が行われました。

2014年11月29日

SGH課題研究 中間発表会が行われました。
まずは分野別に発表会を行い、その発表から選ばれた9つの班が全体発表会に臨むというスタイルで行いました。質問が飛び交い、お互いの研究内容がわかり意欲もわいてきたのでは? 2月10日の発表会に向けてここからどんな研究になっていくのか楽しみです!

フィールドワークに行ってきました。

2014年11月19日

フィールドワークに行ってきました。
 1学年全員、7分野 63班に分かれてフィールドワークにでかけました!

SGHグループワーク・講演会

2014年09月18日

SGHホームページがスタート
夏の暑さも和らぎ過ごしやすい季節になりました。
SGHの活動も少しずつ軌道にのってきました。
これから、SGHの内容について発信していきますのでよろしくお願いします。
下の写真は、グループワークの準備と、文科省国際教育課の河村裕美さんによる講演(SGHの目的、内容の紹介)の様子です。
探究活動の分野決め、グループ分け(9月18日)
これから、いよいよ探究活動が本格的に始まります。それに先立ち、7つの探究分野に分かれました。
生徒たちは、さらに小グループに分かれ、今後の研究に向けて話し合いを始めました。